6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 00:05:14 ID:mA4Ky58t0
まき絵「はぁ……はぁ……」
もうどれだけ走っただろうか……
後ろについてくる気配から必死で逃げるまき絵
しかし、気配は遠ざかるではなく寧ろ近づきつつあった
怖い……怖い……
追われる恐怖、逃げられない恐怖
それらに突き動かされるようにまき絵は走っていた……


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 00:05:37 ID:mA4Ky58t0
まきえ「あっ……!?」
足元への注意を怠っていたためにつまづき転んでしまうまき絵
そこへ後ろの気配が一気に近づいてきた……
まき絵「い……いやっ……こないでっ……」
しりもちをつきながら逃げるがじりじりと影が追い詰める……
そして、影がすっ、とまき絵のほうに伸び……
亜子「まき絵つっかまえたー」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 00:15:17 ID:mA4Ky58t0
まき絵「あーん、つかまっちゃたよー」
亜子「へっへー、じゃあ次はまき絵が鬼ねー」
そう言うと、亜子は今来た道のほうへ走っていった
まき絵「うーん……50秒数えなくっちゃ……」
まき絵「いーちっ、にーっ、さーんっ……」

まき絵「……五十っ、よーしっ、すぐ捕まえちゃうぞー」
と、近くから声が聞こえてきた
ネギ「あれ?まき絵さん何してるんですか?」


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/07/04(月) 00:25:39 ID:mA4Ky58t0
走り出そうとしたまき絵の目の前にネギが現れた
まきえ「あっ、ネギくーん、今ね鬼ごっこしてるんだー」
ネギ「へー、楽しそうですねー」
まき絵「ネギ君もやるー?」
ネギ「そうですね、僕も入れてもらおうかな」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 00:57:16 ID:mA4Ky58t0
まき絵「それじゃあ……はいっ」
そう言ってまき絵はネギの体にタッチした
ネギ「え?」
まき絵「今からネギ君が鬼ねぇー、ちゃんと50秒数えるんだよー……」
大声で叫びながらまき絵は遠くへ逃げていった……
ネギ「ちょっと……まき絵さん……」
ネギは困惑していた
ネギ「ところで、鬼ごっこって何……?」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 01:46:57 ID:mA4Ky58t0
まき絵にタッチされたはいいが、鬼ごっこのルールが分からなくて困惑するネギ
そこへ図書館探検部の3人が近くを通りかかった
のどか「あ……ネギ先生ー、こんにちはー」
夕映「こんにちはです」
パル「どもーネギ先生、何してるの?」
ネギ「皆さんこんにちはー、今まき絵さんに鬼ごっこに入れてもらったんですが僕ルールを知らなくって……」
事情を話すネギ
夕映「ネギ先生は鬼ごっこを知らないですか……なら私たちが教えてあげるです」
パル「そだねー、じゃあのどか説明ヨロシクっ!!」
のどか「えっ!?わ、わたしっ!?」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 02:04:14 ID:OCE6xy6jO
パル「イーエスッ!!……ほら、ネギ先生のポイント稼ぐチャンスよ」
のどか「そ、そん……えっと、鬼ごっこというのは鬼役の人が逃げる人にタッチする遊びです。その後、タッチされた人に鬼役が移行します……」
ネギ「はぁ、大体わかりました……」
夕映「さすがのどか、完璧な説明です。ただ、一つだけ補足を。タッチされたら、数秒の待ち時間が発生しますから、御注意を」
パル「私の出番は無かったね〜、よくやった二人共!!」
のどか「ちょっ……パルゥ……」
夕映「抱き付くなです!!」ネギ「わかりました、つまり僕は今鬼で、誰かにタッチすればいいんですね」
夕映「そ、そういう事です……いい加減、放すですパル」
パル「じゃあ、私達も逃げるから、50数えたら追って来てね〜」
のどか「あ、あと、参加者は3-A全員ですから、私達も入ります……」
夕映「それじゃ、また会う時まで……」
ネギ「あ、はい。わかりました……い〜ち、に〜、さ〜ん……」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 03:03:14 ID:IPWVBJmn0
超「みんな!ニュースネ!」
あやか「なんですの?ハルナさんや朝倉さん以外がニュースとは珍しいですわね。」
超「そのパルから仕入れたニュースアルヨ!」
朝倉「へえ・・・なんかスクープの予感するじゃん?」
千鶴「で、何かしら?ニュースって」
超「なんと!3−A全体で鬼ごっこが始またネ!今ネギ坊主がオニやってるヨ!」
あやか「あら・・・ネギ先生もやってらっしゃるんですの?」
朝倉「なんだよ・・・ただの鬼ごっこかよ。くだらない」
超「朝倉、読みが甘いアル〜。図書館の連中とアスナたちがやってるアルヨ?
  これは何かでっかい商品があるっぽいネ!」
夏美「これってあれじゃない?修学旅行の。」
千鶴「ああ、ネギ先生のキス争奪戦の続きかもしれないわねえ。」
あやか「ギュピーン!それですわ!」
夏美「ひいっ!」
あやか「3−A全員が逃げ、最後まで逃げ切った者がネギ先生のキスをゲット!
   これしかありませんわ!」
朝倉「ちょっといいんちょ・・・ハナシが飛びすぎてない?」
あやか「そうと決まれば!千鶴さん!夏美さん!さっそく参加表明をしに行きますわよ!」
千鶴「あらあら・・・わたしのあやかがまた壊れたわ〜」
(いいんちょ、千鶴と夏美をひっつかみ、教室を後にする)
朝倉「やれやれ・・・聞いちゃいないな・・・で、超、あんたは参加しないのかい?」
超「フフフ・・・私も後からおっかけるネ。」
朝倉「そ、そう・・・んじゃ、私もスクープさらいに出かけますかね、とぉ!」

・・・そして・・・

超「ハカセ!聞いてたアルか?」
ハカセ「あいよ〜フムフム、鬼ごっことは、古代中国の・・・」
超「そのネタはもういいネ!とりあえず工大へ行って準備するアル!」
ハカセ「面白くなってきたかも〜」


70 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/04(月) 09:06:48 ID:N4T6EwtiO
ちう「ちうは今日も元気だぴょーん、と」
千雨がパソコンでHPを更新していると、突然ドアがガチャと音をたてて開いた
ちう「……!?」
慌てて振り向くと、開いたドアの前にはピエロこと、ザジが立っている
ちう「な、なんだ、ザジか……脅かすなよ……」
ほっと胸をなで下ろすちう
ザジ「……………」
ちう「ん?どうした?」
ザジ「……………」
ちう「なに?鬼ごっこをしたいって?」
ザジ「……………(こくこく)」
ちう(鬼ごっこ、って……ちょっとガキっぽくないか?……まあ、ザジとならいいけど)
ちう「ん、じゃあやるか」
ザジ「……………(わーい)」
ちう「ちょっと待ってろ、今鬼のコスに着替えるから♪」
ザジ「……………」

この時ちうは3-A全員でやるとは知らなかった……


87 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [sage] 投稿日:2005/07/04(月) 13:09:41 ID:Zd/8P5Vj0
皆鬼ごっこで出払った後の教室に朝倉は一人で立っている
朝倉「さよちゃん?いるー?」
さよ「はーい、朝倉さん呼びましたー?」
そう声が聞こえると同時に朝倉の前にボーっ、と白い影が現れた
朝倉「いたいた、さよちゃん鬼ごっこの話聞いてる?」
さよ「えぇ、さっきから皆その話しで持ちきりですよね」
そう言うと、ちょっとさびしそうに笑った
朝倉「聞いてるなら話が早いわ、さよちゃん一緒に参加しない?」
えっ?、思いかけない一言に驚いているさよ
朝倉「何驚いてるのさ、さよちゃんだって3-Aの一員でしょ?」
さよ「朝倉さん……」
朝倉の優しさに涙ぐむさよ
朝倉「ちょっとさよちゃん耳貸して……」
朝倉は小夜に耳打ちをして何事か囁いていた……


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 07:10:06 ID:OCE6xy6jO
パル「あれは……」

古「お〜い、マナ〜、カエデ〜」
真名「どうした?」
古「どうやら、ネギ坊主達が鬼ごっこやってるらしいネ」
楓「ほぉ……それはまた……」
真名「ふん、下らんな。金にはなるまい……」
古「それが何と、一番鬼になった回数が少なかった人には賞金が出るらしいネ」
真名「なんだって!?……おい、楓どう思う?」
楓「面白そうでござるな……その情報は誰が言っておったのかな?」
古「私は朝倉から聞いたネ」
真名「何!?朝倉か……」
楓「ふむ……これは微妙な情報でござるよ……」
古「ウチのクラスは全員参加してるらしいネ、今はネギ坊主が鬼らしいアルよ」
楓「……という事は桜咲が出てるという訳かな?」
古「十中八九出てるアル」
楓「真名、拙者は出るでござるよ。一度桜咲とは手合わせしたかったでござる」
真名「まあ、しょうがないな。クラス全員が参加してるなら、ワザワザ場を乱す事もあるまい。不確定だが、賞金もあるらしいしな」
古「オォ、やる気まんまんアルね?」
楓「あいあい」
真名「そういう事だ」

パル「……強敵出現ね!!」


81 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/04(月) 11:50:44 ID:OCE6xy6jO
史香「お姉ちゃ〜ん、大変です〜」
風香「どうしたの、史香?」
史香「今、楓姐から聞いたんですけど、クラスのみんなで鬼ごっこしてるみたいです!」
風香「なにぃ!!それは聞き捨てならないなぁ、いたずら三人組も行くよ〜!!」
史香「オ〜!!」
風香「……ところで後一人って誰だっけ?」
史香「……あれ?」
美空「私だ!!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/04(月) 00:46:28 ID:OCE6xy6jO
木乃香「せっちゃん、待ってぇな〜」
刹那「い、いや、いくらお嬢様でも、これは真剣勝負ですから……」
木乃香「そんなぁ……うち、もう疲れてもうて走れへん……」
刹那「え……大丈夫……ですか?」
木乃香の事が心配で思わず近付く刹那。
彼女は木乃香の顔を覗き込む。
刹那「お嬢様……?」
トンッ
刹那の背中に軽い衝撃が走る。
木乃香「えへへぇタッチや〜、だまされたなぁ〜」
刹那「お、お嬢様……」
木乃香「次はせっちゃんが鬼やで〜」
刹那「わかりました……」
そう言った彼女の表情は、安堵に満ちていた。


94 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/04(月) 14:33:34 ID:wXbr62lC0
桜子「……ん?ねぇねぇ柿崎、くぎみーあれ見てー」
くぎみー「なになに?」
柿崎「どれよ?」
桜子が指差す方向にはこのかと刹那がいた
桜子「何してるんだろう、あの2人?」
と、暫く見ていると、このかが逃げ、刹那がそれを追い始めていた
桜子「……?」
くぎみー「……??」
柿崎「……???」
桜子「あのさ、あれってもしかして……」
柿崎「あれだな……」
くぎみー「……あれって?」
桜子「だからー……」


95 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/04(月) 14:35:00 ID:KWFAClrb0
〜ちょこっと回想〜
このか「あはははは、せっちゃ〜ん、こっちこっち〜」
刹那「このちゃ〜ん、待ってよ〜」
このか「つかまえてごら〜ん」
刹那「あははははは〜」
〜回想終了〜

桜子「……ってことよ」
くぎみー「え〜?うそでしょ〜、確かにこのかと桜崎さん前から怪しいとは思ってたけどさぁ……」
柿崎「いや、今回は桜子が正しい……」
くぎみ〜「え〜、まじ〜?」
桜子「嘘だと思うなら着いてってみようよ、ほら」
といって3人はこのか達の後を着いていった……


97 名前:民明書房[] 投稿日:2005/07/04(月) 14:52:15 ID:NpLRywh+0
そのころ・・・〜屋上〜
エヴァ「・・・ん・・・と。よく寝たな。」
茶々丸「お目・・覚め・・です・・か、マスター」
エ「あー、いかんいかん。新月だとどうも魔力が落ちるな・・・
  どれ、まいてやる。」 キリキリキリ
茶「ありがとうございます。マスター。」
チャチャゼロ「ッタク、シンゲツノトキハ オレガシャベルノモ ヒトクロウダゼ。」
ドドドドドドドドド・・・・・
エ「?なんだ?柵の向こうか?ひらり、と・・・?」
べしゃあっ!
エ「おぶううっ!!!」
茶「ああ・・・魔力で補っている身体能力まで忘れられて・・・」
零「ケタケタケタ」
エ「ううう、うるさいっ!なんだあれは。3−Aのがきんちょどもが走り回ってるようだが・・・」
茶「集音マイクから聞こえてきた会話から推測するに、
  どうやら3−Aで鬼ごっこをしている模様です。」
エ「鬼ごっこ!?くだらんな・・・ガキどもが。」
茶「賞品はどうやら・・・お金、ネギ先生を好きに出来る権利と、情報が錯綜しておりますが・・・」
エ「ほう・・・やってることはくだらんが、その賞品のほうは興味があるな。」
零「ドーセ ネギボーズノ カラダガ メアテダロ」
エ「うるさいっ!とにかく!鬼は・・・ぼーやか。あれから逃げればいいんだろ?」
茶「そのようです・・・が、新月のせいでマスターも私も動きは最低限のことしか出来ないかと・・・」
エ「ちょうどいいハンデさね。こっちにはお前の情報力と私の知恵がある。」
零「オレハ ハブ カヨ 御主人」
エ「ククク・・・ちゃんとお前にも役に立ってもらうさ。行くぞ!茶々丸!」
茶「イエス、マスター」

ばばっ!
べしゃああああっ!
エ「へぶううううううううっ!!」


99 名前:民明書房[] 投稿日:2005/07/04(月) 15:37:57 ID:NpLRywh+0
あやか「・・・」
千鶴「・・・」
夏美「はぁはぁ・・・」
あ「それで・・・鬼ごっこはどこでやってるんですの?」
夏「知らないで飛び出しちゃったわけ!?」
千「あらあら・・・これじゃまるでこっちが鬼ね。」
あ「別にあなたのうまいヒネりを聞きたいわけじゃありませんわ!
  仕方ありませんわね・・・ここは奥の手で・・・」
夏「奥の手?」
あ「クンクンクンクン・・・・・・ネギ先生はあっちですわ!」
千&夏「!?」
あ「な・・・なんですの?だからこの技は使いたくなかったのです!
  でも、この技はネギ先生以外には効果がないようなのです。
  つまり!これは私の愛が天に届いた証拠ですわ〜ヲホホー」
千「ああ・・・私のあやかがブッ壊れっぱなし・・・でもそれでこそあやかよ〜」


111 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/04(月) 18:03:55 ID:OCE6xy6jO
時はネギが鬼になった、少し後

刹那「お嬢様大丈夫ですか?」
木乃香「ハァハァ、だ、大丈夫やでぇ……」
刹那「ちょっと、お疲れの様ですね。ここなら安全でしょうから、少し歩きましょう」
木乃香「ほんまかぁ……ハァ、ありがとうなぁ」
刹那「いえ、これはゲームですからね。楽しむ為には疲れてはいけません」
チャラララーラーラー
木乃香「おっ、電話や」
ピッ
木乃香「もしもし……うん……うん……あ、ほんま?……うん……わかったわぁ……は〜い、ほななぁ」
ピッ
刹那「今のは……?」
木乃香「あ、まきちゃんから電話や。鬼がネギ君になったらしいえ」
刹那「ナルホド、わかりました……」
木乃香「今、ネギ君どこにおるんやろか……?」

“刹那”
刹那「これは……念話!!」
“刹那、聞こえるか?”
刹那“龍宮か?”
真名“そうだ、私も参加する事にしたよ”
刹那“お前が敵になるのは厳しいな……”
真名“まあ、そう言うなよ”
刹那“龍宮”
真名“なんだ?”
刹那“ネギ先生の居場所はわかるか?”
真名“今、スコープで見てるよ”
刹那“なに!?”
真名“安心しろ、お前達の近くじゃない。だが、ある団体にとても近い”


112 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/04(月) 18:04:21 ID:OCE6xy6jO
刹那“その団体って?”
真名“すぐ電話が来るだろうさ”
刹那“そうか……助かった龍宮”
真名“なに、この借りはいずれな”
木乃香「何ボーッとしてたん?」
刹那「あ、すみません、お嬢様。龍宮と念話をしてまして……」
木乃香「あ、ほんま。なんや言うてたん?」
刹那「どうやら、ネギ先生が誰かに近付いているらしいです」
木乃香「そうかぁ……誰やろなぁ……?」


117 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [sage] 投稿日:2005/07/04(月) 19:17:40 ID:VYuu3t990
時は少しさかのぼってネギが鬼になった直後……

ネギ「……よんじゅーくっ、ごじゅうっ、それでは探しに行きましょうか」
50秒数え終わったネギは、さっき皆が逃げていったほうに走っていった

少し走っていくとさっきルールを教えてくれた3人とアスナがいた
アスナ「げっ、もう追いつかれたのっ!?」
夕映「みんなっ!散るですっ!」
夕映の掛け声で四方に走り出したのどか達
ネギ「へへっ、誰を捕まえようかなぁ……」
ネギもそれを追いかける
のどか「っ……!?」
一番近くにいたのどかにタッチをしようとするネギ


118 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [sage] 投稿日:2005/07/04(月) 19:18:43 ID:VYuu3t990
が、
ネギ(あ……のどかさんが鬼になったらちょっとかわいそうかな……きっと追いつけないんじゃ……)
タッチの直前で躊躇ったネギ
そこで……
ネギ「タッチっ!!」
と、反対側にいたアスナにタッチした
アスナ「ちょっ……何であたしなのよ!!今本屋ちゃんにタッチしようとしてたじゃない!!」
ネギ「い、いや、それは……」
夕映「のどか!今のうちに逃げるです!ネギ先生も早く!!」


121 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [sage] 投稿日:2005/07/04(月) 19:54:06 ID:VYuu3t990
アスナ「えっ……ちょっ……」
夕映「アスナさんは50秒数えるです!もし数えなかったらプラス100秒です!!」
そう大声で叫びつつ夕映と他3人は散っていった……
アスナ「おーい……」
文化系とは思えないほどのすばやい動きについていけないアスナだった……

これが時空に消えた3つ目
いったいどこへ……?


174 名前:民明書房 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/05(火) 01:14:00 ID:ubhrnwB10
あやか「い!いましたわーーー!ネギ先生〜♥ ♥」
夏美「わー!いいんちょ!オニに向かって行くって!!?」
あ「そ、そうでしたわね。ネ、ネギ先生〜、私をお捕まえになって〜 ♥」
千鶴「こうなったらもうだめね・・・」
ネギ「あー、いいんちょさーん、実は僕、アスナさんにタッチしたんで、
  今アスナさんがオニですよ〜」
あ「さすがネギ先生!鬼ごっこひとつとっても、さすが天才ですわ〜。」
ネ「それじゃ、僕も逃げるんで、お互いがんばりましょう!」
あ「はい!もちろんですわ〜。ネギ先生もがんばってくださいね〜♥」
タッタッタッタッ・・・
あ「さて・・・アスナさんがオニとなると、少々手ごわいですわね・・・」
ピ、ピ、トゥルルルルル・・・
夏「わ、いきなりシリアスになった!」
千「この変わり身の早さがあやかの魅力ね。電話をかける様もりりしいわ。」
あ「あ、超さんかしら?貴方も参加表明なさいましたかしら?
  ええ、あら、ハカセさんと四葉さんもご一緒?それなら話は早いですわ。
  全員の携帯に対してリアルタイムでオニを伝えられるシステムは・・・
  え?もう作った?メールアドレスのグループ化と、専用ステルスシステムの・・・って、
  私にはわかりませんわ!とりあえずそれをまず全員にお伝えしてくださいまし。
  それでは、ごきげんよう。」
あ「聞いていましたわね?工大と超先生の方で、鬼ごっこシステムは万全だそうです。
  俄然燃えてきましたわ!」
千&夏「( ゚д゚)ポカーン」


144 名前:民明書房 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/04(月) 22:11:18 ID:nnImkqsS0
3−A鬼ごっこ。
〜いたずら三人組の場合〜

とてとてとてとて・・・
風香「結構教室から離れちゃったねぇ〜」
史伽「これからどうしよっかあ?」
You got a mail
美空「今パルから連絡あったよ〜。鬼がアスナになったって。」
史「ありゃー、アスナは速いよ〜。」
美「どうしようね・・・このままただ逃げてたら絶対私らつかまっちゃうよ・・・
  (ネギ先生も普通に走ってるようですから、私もそうしないと・・・)」
風「これは・・・助っ人を呼ぶしかないようだわ!ごそごそ・・・じゃーん!」
美「助っ人?んで・・・笛?」
史「それがいいかもねー。んじゃ、呼び出しましょうか〜」

笛を口にする風香。だが、音はしない。

美「?何もおきないわよ・・・?」
楓「おきてるでござるよ。」
美「うひゃう!!?!?!!?」
楓「拙者を呼び出したということは・・・ピンチでござるな?」
風「もちのロン!鬼ごっこ、楓師匠も参加するんでしょ?同じさんぽ部として協力してよう。」
史「・・・よう。」
楓「あいあい。それじゃあ、作戦でも練るでござるか。
  アスナもバカレンジャーの一人。決してあなどれんでござるよ。」
美「てゆーか、マグマ大使ですかあんたわ!」


156 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/04(月) 23:20:19 ID:VYuu3t990
ピロリラリーピーピー
桜子「あ、メールだー」
携帯に目をやると「From 朝倉」と液晶に映っている
桜子「ん?朝倉からだ、なんだろ」
ピッ、ピッと操作してメール画面まで持っていく
桜子「アスナは鬼、気を付けられたし??」
柿崎「アスナが鬼って……そんなの分かりきってることじゃん、何を今更」
くぎみー「だね〜、怒ると怖いもんねぇ〜」
そこまで言って、あははははは、と3人で笑い出した
そんな3人の背後に人影が……


157 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/04(月) 23:31:27 ID:VYuu3t990
アスナ「……あんたら、人がいないと思って大声で笑ってんじゃないわよ……!!」
と、息を切らしながらアスナは言った
柿崎「えっ!?アスナ!?なんでここに!?」
アスナ「ふっふっふっ……あたしが鬼で悪かったわね……」
くぎみー「いや、ごめんっ……その朝倉からアスナが鬼だってメールが来てそれで……その……」
アスナ「いいわよ?別に、私は気にしてないから♪だから……」
桜子「だから……何?」
アスナ「……大人しくしてれば苦しまないようにしてあげるから♪」
三人「ひっ……い、いやぁーーーー……」
………
……


鬼:チア部チームに移行


176 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 01:22:39 ID:7WMB3FpaO
柿崎「メールみんなに送ったよ〜」
桜子「あ、明日菜怖かったね……」
円「確かに……」
柿崎「まあ、あれは忘れた方がいいわ……」
桜子「それじゃ、ターゲットはどこにする?」
円「う〜ん……」
柿崎「いいんちょかなぁ……?」
円「なんでよ?」
柿崎「いや、一番まともそうじゃない?安全っていうか……」
桜子「あ〜わかる、じゃあそれでいこっか!!円いい?」
円「まあ、反対する理由が無いよ」
桜子「よ〜し、レッツラゴー!!」
円&柿崎「オー!!」


あやか「明日菜さんが鬼になったせいで、ネギ先生のタッチがいただけませんでしたわ!!」
那波「まあまあ、あやか。仕方ないわよ、いずれチャンスが来るわ」
夏美「いっその事、鬼になってタッチしちゃいなよ」
あやか「それですわ!!」
那波「あらあら……」
夏美「ハァ!?鬼ごっこの意味わかってる……?」
那波「夏美、もう無理よ。こうなったあやかは手に負えないわ」
夏美「だよねぇ……はぁ……鬼か……ん?ねぇちづ姐あれ!!」
円「あ!!いいんちょ見つけた!!」
桜子「タッチするよ〜!!」
那波「あら……」
あやか「どんと来いですわ!!」
177 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 01:25:58 ID:7WMB3FpaO
円&柿崎&桜子「えっ!?」
あやか「だから、私を鬼になさい!!」
柿崎「あっ……ハイ……タッチ……」
あやか「これで私達が鬼!!オーッホッホッホッホッ!!」
那波「あやか、はしゃぎ過ぎよ」

円「……大変ね、夏美」
桜子「まあ……頑張ってね……」
柿崎「応援してるから……」
夏美「うん……じゃあね」

鬼:あやか&那波&夏美


217 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 16:27:13 ID:7WMB3FpaO
時は、いいんちょ達が鬼になったすぐ後

明日菜「今度は三人から逃げなくちゃいけないのか……」
歩きながら、一人呟く明日菜。
明日菜「運良くチア部を捕まえたけど、これからもうまくいくとは限らないからなぁ……」
そう言うと、明日菜は超から支給された携帯を取り出して、木乃香に電話をかけた。
プルルルル……
明日菜「気付くかな……」
ガチャ
明日菜「よっしゃ!!」
木乃香『もしもし〜、どないしたん明日菜?』
明日菜「実は私一人で逃げててさ……正直、心細いのよね……」
木乃香『あ、ほんまに?うち、今せっちゃんと一緒やから、合流せぇへん?』
明日菜「それを言おうと思ってたのよ、どこで合流する?」
木乃香『せやなぁ……カフェテラスなんてどうや?』
明日菜「オッケー、ここから近いからすぐに着くわ」
木乃香『ほいじゃ、後でな〜』
明日菜「じゃあね、木乃香」
ピッ
明日菜「さて、急ぐか……」
恐ろしい速さで走る明日菜を、見ていた存在があった。
龍宮真名である。
彼女はライフルのスコープで明日菜を遠くから監視し、彼女の電話の内容を読唇術で把握していた。
真名「フム、神楽坂が近衛と合流するとなると、桜咲と神楽坂が共闘する事になるな……と、なると一人では苦しいな……」
そう呟くと、龍宮は懐から携帯を取り出して誰かに連絡をとった。


218 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 16:30:03 ID:7WMB3FpaO
龍宮が電話をかける少し前

クーフェ「超と五月と葉加瀬は一体どこにいるネ?」
彼女は走りながら周りを見て三人を探している最中だった。
クーフェ「う〜、困ったアルよ〜」
ピピルピルピルピピルピ〜
クーフェ「ん、電話ネ」
携帯を取り出し、通話を始める。
相手は真名だった。
クーフェ「もしもし、どしたアルか〜?」
真名『クー、緊急事態だ』
クーフェ「お、珍しアルね。マナがそんなに取り乱すなんて」
真名『ふざけてる場合ではない。神楽坂と桜咲が合流するぞ』
クーフェ「それは一大事アルよ。どうするネ、マナ?」
真名『ここは私達もタッグを組もうじゃないか。世界樹広場で待ってるぞ』
クーフェ「了解したアルよ〜」
ピッ
通話を終え、懐に携帯をしまう。
クーフェ「さて、世界樹広場行くアルよ〜!!」
明日菜、龍宮、クーフェ、刹那、木乃香の五人は偶然にも誰にも遭遇する事無く、合流に成功した。

合流:木乃香親衛隊、龍宮クーフェタッグ


229 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 20:00:42 ID:7WMB3FpaO
時は明日菜達が合流地点に向かっている時

ちう「おい……」
ザジ「…………どしたの、ちう?」
ちう「クラス全員参加なんて聞いてないぞ!!」
ザジ「…………聞かれなかったから……」
ちう「この……現代っ子め……」
ザジ「でも……」
ちう「ん?」
ザジ「すごく…………かわいいよ」
ちう「ば、バカ……当たり前だろ……私はちうなのよ……」
ザジ「…………クスクス」
ちう「な、何がおかしいんだよ……?」
ザジ「照れてるのも……かわいい……」
ちう「ばっ……」
カシャカシャカシャカシャ
ちう「ん?なんでシャッター音が……ゲッ!!」


230 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/05(火) 20:02:01 ID:7WMB3FpaO
朝倉「フフフ、撮らせてもらったわ〜、ラブラブツーショット!!」
ちう「よりによってこいつに……」
朝倉「いや〜、まさかザジと千雨がねぇ……ンフフフフゥ……」
ちう「返せ」
朝倉「いいけど、タダじゃなぁ……」
ちう「なんだよ……金か?」
朝倉「いやぁ、私が一位になるのを手伝ってくれればいいわよ」
ちう「……ホントだな?」
朝倉「神に誓って」
ちう「……わかった、一時共闘だな」
朝倉「よろしくね〜、ザジ。それと、ち・う・ち・ゃ・ん」
ちう「朝倉テメェ!!」
朝倉「アハハハハ!!」
相坂「あ……待って、朝倉さん……」
ザジ「ちう…………」
相坂「(聞こえないだろうけど……)よ、よろしくお願いします、ザジさん!!」
ザジ「…………」
相坂「…………ハァ、だめかぁ」
ザジ「…………よろしくね、さよ……」
相坂「えっ!?…………見える……のかなぁ……?」

合流:朝倉相坂&ザジちう


15 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/05(火) 23:09:38 ID:ubhrnwB10
てくてくてく・・・
あやか「ね〜ぎせんせい〜♥」
千鶴「見つかりませんねえ。」
夏美「それどころか他のチームも見つかんないよー」
千「ねえあやか・・・これは賞品狙いのほうがいいと思うのだけど・・・」
あ「ええ・・・わたしもそう思えてきましたわ・・・
  このままでは最下位になってしまうかもしれませんし・・」
夏「んじゃネギ先生探しは、鬼を誰かに渡してからにしようかー」
あ「それがいいですわね。優勝を逃しては、賞品のネギ先生と
  あーんなことやこーんなことも・・・全てパァですし。」
夏「いいんちょ、私達のことも考えてる・・・わけないか」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・* ←北斗の拳の場面転換のイナヅマ

茶々丸「マスター、鬼の反応をキャッチ。距離30 10時です。」
エヴァ「ふむ・・・せっかく参加したのだから、少し遊んでやるか。」
チャチャゼロ「オイ御主人。イッソ鬼ニナッタヤツカラ ボコニシテヤレバイインジャネーノカ?」
エ「馬鹿言うな。パンピーを巻き込むリスクまでしょいこむ気はない。
  これは魔力減衰中のヒマつぶしだよ。」
零「チェ、ツマンネーナ」
茶「距離4・・・3・・・その角でランデブーです。」


24 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/05(火) 23:33:19 ID:ubhrnwB10
夏「あ!!」
エ「フン、オニのおでましか」
零「ワカッテタクセニ ヨクイウゼ御主人」
あ「エヴァンジェリンさん!私とネギ先生の輝かしい未来のために!オニになっていただきます!」
エ「お前は何を言っているんだ。」
千「あらあら、あやかが空回りしてるわ。さすがエヴァちゃんね。」
あ「とにかくぅ!お覚悟ー!」
エ「ひらりと、ね。いくぞ茶々丸!」
茶「イエス、マスター」                    (※あー、ファティマみたいで萌える!!!!)
夏「わ!すごい!一息で教室ひとつぶんを・・・」
あ「いかにエヴァンジェリンさんと茶々丸さんといえど、ここは逃げ場の少ない校内!
  おwいwかwけwまwすwわwよwーーーーーーぅ(ドップラー)!」
夏「やっぱいいんちょこわれてるううううう!!!」
千「委員長が校内を走りまわっていいのかしら・・・」


69 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 00:25:20 ID:TPVgKEMF0
ドドドドドド・・・

茶「雪広さんとの間隔、一向に開きません。何がそうさせているかは不明ですが、
  人知を超えた速さです。」
エ「なんだ?あいつ仮契約もなしに・・・火事場の馬鹿力ってやつか?」
あ「ネギせんせいと×××!ネギせんせいと×××!ネギせんせいと×××!」
茶「間隔、17Mにまで接近。このままでは追いつかれます。」
エ「やつの速さの秘密がわかった・・・ぼーやも大変だな・・・」
茶「あ・・・」
エ「どうした?」
茶「いまの階段を下りなかったため、この先は行き止まりです。」
エ「何!?あの教室でデッドエンドか・・・右か・・・左か・・・」
茶「迷ってる暇はありません。どちらかに入ってやりすごすしか・・・
  ちなみに、窓からは只今の魔力と私の兵装では出られません。」
エ「よし・・・じゃあちょっとお前に役立ってもらうか・・・」
零「エ・・・俺カ?」


71 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 00:25:55 ID:TPVgKEMF0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

あ「はぁ・・・はぁ・・・ついにおいつめましたわよ〜。千鶴さん!夏美さ・・・まだおいついてませんか・・・
 さて・・・右の教室か・・・左か・・・ここは千鶴さんと夏美さんを待ちま・・・ん?」
?「ケタケタケタ・・・」
あ「こ、これは!エヴァンジェリンさんの腹話術(?)人形の声ですわ!油断しましたわね!答えは右ですわ〜!」
ガラッ!
あ「こ・・・これは・・・人形だけ!?しかし、たしかに声が・・・ロッカーの中にも・・・教壇のしたにもいませんね・・・」
ガラッ、パタパタパタ・・・
あ「!?左の教室!?」

いいんちょ、廊下に出るも時すでに遅し、階段へと向かうエヴァ&茶々丸の背中すらも見えない・・・

夏「はぁはぁ・・・いいんちょー、つかまえた?」
千「その顔は・・・ダメだったようね〜。」
あ「してやられましたわ・・・どんな手を使ったか知りませんが、この雪広あやかを出し抜くとは・・・」
零「(シカシヨー、俺ヲダマシニ使ウノハイインダガ、チャント迎エニコイヨナー御主人・・・)」
あ「とりあえず!別のチームでもいいですから、鬼を渡さないことには!」
がしっ!
零「(ヲ!?俺モ連レテクッテノカヨ!)」
夏「いいんちょ、元気だねえ・・・」
千「それでこそ私のあやかよ〜。」

チーム構成:変わらず。(厳密にはチームいいんちょにチャチャゼロ(人形のふり))
オニ:変わらず。


74 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/06(水) 01:03:41 ID:qKCQjHdXO
辛くもあやかから逃げ出したエヴァと茶々丸。
時は、二人が教室を抜けだして安全圏に辿り着いた頃

エヴァ「あ……やば……」
茶々丸「どうしました、マスター?」
エヴァ「ゼロを置いてきたままだ……」
茶々丸「取り返しますか?」
エヴァ「いや、わざわざ危険を冒す必要もあるまい。いずれ隙を見て、私自ら取り戻すさ」
茶々丸「了解しました、マスター」
エヴァ「……おい、あれ」
茶々丸「ハイ……葉加瀬達ですね」
二人の視界には、超包子の三人がいた。
どうやら、葉加瀬は茶々丸に気付いたようだ。
葉加瀬「茶々丸〜」
茶々丸「葉加瀬、なんでしょうか?」
葉加瀬「あのね、鬼ごっこ用兵装に換装したいんだけど、着いてきてもらえるかにゃ?」
茶々丸「私はよろしいですが、マスターに了解を……」
エヴァ「別に私は構わないさ、強くしてもらってこい」
茶々丸「了解しました」
葉加瀬「オッケーだね、じゃあ研究室に超ちゃんいるから着いてきて」
茶々丸「では、マスター」
エヴァ「ん……」
茶々丸は葉加瀬に付いて行き、エヴァは葉加瀬と共にいた五月と二人、その場に残された。
エヴァ「五月……」
五月「はい?」
エヴァ「飯は食えるか?」
五月「屋台まで来てもらえれば……」
エヴァ「そうか、なら行くぞ」
五月「はい」

チーム変更:超&葉加瀬&茶々丸、エヴァ&五月
鬼:変わらず


85 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:06:14 ID:KrAk98r50
亜子「あんなぁ、一つ気になってんねんけど……」
アキラ「どうかした?亜子」
まき絵「どしたのー?」
ゆーな「気になることって何さ、亜子?」
亜子「うん、それはな……」
亜子は、一息ためてから言った
亜子「あたしら、忘れられてへん?」
3人「……………」


86 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:06:49 ID:KrAk98r50
所変わってこのか親衛隊

このか「せっちゃん、アスナー、ここまでくれば平気やろかー?」
アスナ「多分……大丈夫じゃないかなぁ」
刹那「えぇ、近くに気配はないようです」
このか「じゃあ、ちょっと一休みしよかー」
そう言ってこのかは木陰に腰を下ろした
刹那「そうですね……では少しだけ……」
アスナ「ふぅ……さすがにちょっと疲れたかなぁ……」
と、休もうとしたその時、突然携帯が鳴り出した
アスナ「あれ?これって……鬼が近くにいるってこと!?」
刹那「くっ!?私としたことが……どこだっ!?」


87 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:07:01 ID:KrAk98r50
二人が振り向くと少し離れたところからいいんちょの声が聞こえてきた
いいんちょ「ほほほほっ、見つけましたわ、アスナさん、覚悟なさいましっ!」
なんと、驚くべきスピードでいいんちょが近づいてきていたのだった
アスナ「げぇっ!?いいんちょ!?あんたが鬼なのっ!?」
刹那「お嬢様!離れてください!ここは私とアスナさんで食い止めますから!!」
このか「えっ!?でも……」
このかを離れた場所へ誘導させてから、刹那とアスナは立ちはだかった
このか「……これ、鬼ごっこやからはよ逃げな……」
このかの声は二人へはもう聞こえていなかった……


90 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:24:40 ID:KrAk98r50
いいんちょ「ふふふ、アスナさん、今日こそ決着をつけようではありませんこと?」
アスナ「……いいわよ、いいんちょ、でも手加減しないからね?」
刹那「アスナさん……」
アスナ「刹那さんは下がってて、ここは私がやるわ」
いいんちょ「望むところですわ!」
向き合う二人、緊張が走る
いいんちょ「……………」
アスナ「……………」


91 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:32:13 ID:KrAk98r50
先に動いたのはいいんちょだった
距離を詰め、左手で牽制を入れ、後に右で決めるつもりのようだった
しかし、アスナにはそれが手に取るように分かっていた
アスナ(いいんちょ……甘いわよ!!)
いいんちょの手を読んで先手を打ちにアスナが手を伸ばした、その時……


92 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:40:37 ID:KrAk98r50
いいんちょ「……タッチ」
アスナ「……………へっ???」
アスナはとても間抜けな声を上げた
いいんちょ「うふふふ……、おーほっほっほほほほほ、流石はアスナさんですわ!」
アスナ「えっ……ちょ……」
いいんちょ「こうも簡単に引っかかってくださるとは!伊達に馬鹿レッドを名乗っていませんわね!!」
アスナ「なッ……!?」
いいんちょ「これは鬼ごっこですのよ!?タッチさえしてしまえば鬼は交代ですわ!!」
アスナ「そっ……そうだった!!忘れてたッ!!!」
いいんちょ「ふふふっ、そういうことですから私はこれにて失礼させていただきますわよっ!?ごきげんようアスナさん!!」
こうしてまたもアスナは鬼になってしまいましたとさ……


93 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 02:47:02 ID:KrAk98r50
刹那「……………」
このか「……………」
刹那「……アスナのアホ」
このか「せっちゃん!?」
刹那「い、いえなんでもありませんよ?お嬢様……」
このか「……………」

鬼:アスナへ ※作者注


120 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 10:03:04 ID:ptqOlwyzO
その頃の茶々ゼロ

夏美の胸のところに抱き抱えられていた
ゼロ(……チッ、早ク逃ゲテゴ主人ト合流シナイトナ)
そうは思うが動けないのでどうすることもできなかった
千鶴「あら?夏美ったらその人形持って来ちゃったの?」
夏美「えっ……あ、うん……その……」
そっ、と腕に力を込める
夏美「なんか見てたら可愛くなって来ちゃって……つい」
ゼロ「……………」
そう言って夏美は顔を赤くして少し俯いた
千鶴「ふふふ、夏美も可愛いわよ」
夏美「……ふぇっ!?」
今度は千鶴が夏美に抱きついた
ゼロ(……マ、タマニハコウイウノモイイカモナ)
心の中で思う茶々ゼロであった


131 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/06(水) 13:48:56 ID:qKCQjHdXO
時はエヴァと五月が屋台に向けて歩きだした頃

亜子「なぁ、うちらさぁ……」
裕奈「ん、ど〜したど〜した?」
亜子「ひょっとして、蚊帳の外にされてるんちゃうん?」
アキラ「……確かに」
まき絵「亜子……それを言ったら……」
裕奈「そうそう、まき絵の言う通り!!それに蚊帳の外って事は一番優勝にちか……い……ハァ」
まき絵「どしたの?」
裕奈「自分で言ってて悲しくなってきた……」
まき絵「そんなに落ち込まないでよ〜!!」
亜子「せやせや、きっと疲れてるからそないネガティブな発想してまうんや!!」
アキラ「みんな……近くに超の屋台があるから、そこで休ませてもらおう」
裕奈「うん……そうする」

エヴァ「意外と遠いな……」
五月「もう少しですから」
エヴァ「そうか。……ところで何を食わせてくれるんだ?」
五月「そうですね……お疲れでしょうから、疲れがとれる特製スタミナスープでも……」
エヴァ「そうか……助かる」
五月「いいえ。……大体ここで八合目くらいですね」
エヴァ「わかった。まあ、屋台は逃げないからな。焦らず行こう」


132 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/06(水) 13:53:52 ID:qKCQjHdXO
時はエヴァと五月が八合目に辿り着いた頃

まき絵「着いた〜!!」
亜子「あれ……誰もいない」
アキラ「彼女達も参加してるんだろう」
裕奈「なんでもいいから、座ろうよ……ね?」
亜子「うん……あ〜、しんど〜」
アキラ「確かに疲れたな……」
まき絵「鬼もいなそうだし、ゆっくりしてこうか」
裕奈「そだね……ん?あれって……」
まき絵「さっちゃんと……エヴァ……様?」
亜子「あ、ほんまや……」
アキラ「エヴァ様か……珍しいな」
まき絵「呼んでみよ!!せーの……」

エヴァ「おお、見えてきた」
五月「あれ……誰かいる……」
エヴァ「あぁ、運動部のガキだな」
五月「みんな疲れてるみたいですね……」
エヴァ「フム……よくわかるな」
五月「大体は」
エヴァ「流石だな……ん、こっちに気付いたのか?」
『エヴァさま〜!!』
エヴァ「ハァ!?」
五月「……様?」
エヴァ「い、いや、なんでもない(記憶があるのか……?)」
五月「みなさ〜ん、みなさんにもスープお作りしますね〜!!」


133 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/06(水) 13:54:45 ID:qKCQjHdXO
まき絵「スープ作ってくれるって!!」
裕奈「え!?やった〜!!」
亜子「楽しみや〜」
アキラ「あれは美味しいからな……」
四人『さっちゃんありがと〜!!』

エヴァ「……だとさ」
五月「はい。やる気が出ました」
エヴァ「じゃあ頼んだぞ」
五月「任せて下さい」

一時合流(食事):エヴァ&五月+運動部四人組
鬼:明日菜


140 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 14:34:10 ID:j+SjC5Sq0
まき絵「・・・あ」
亜子「どないしたん?まき絵〜?」
まき絵「いや〜、今鬼にこられたらまずいな〜、って思ってさ〜。」
アキラ「う・・・五月のスープを食いっぱぐれるのは・・・」
ゆーな「イヤだね・・・」

ビカー!!!!

四人「!?なに?このオーラは?こ、コアラ!?」
五月「あんたたち、ここで鬼ごっこはご法度だよ」
四人「は・・・はにゃーん」
エヴァ「まあ、そういうことだ。お前達、安心して一服しな。
    まあ今の鬼は・・・あいつらか。奴らもそう卑怯なこともするまい。」
四人「やったー!」


153 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 18:32:21 ID:j+SjC5Sq0
ここは学園前の芝生・・・

桜子「ん〜、いい天気!」
釘男「そうだねえ。今日も世界樹がよく見えるよ。」
カッキー「ってあんたら、今なんで私らがここにいるか忘れてない?」
桜「忘れるわけないよ〜」
釘「勝ったら賞金だか賞品だかわからないけどね。」
柿「あ・・・かくれて!」

刹那「・・・おかしいですね?間違いなくこっちに気配が・・・」
古「フッフッフ!さすが刹那ネ!気配察知はお手の物アルか?」
このか「あー、くーちゃんやー」
刹那「お嬢様、下がって!」
このか「もー、またお嬢様言うー。それに今は鬼ごっこなんやから、さがったらあかんてー。」
刹那「あ・・・しっ・・・失礼しました。」
アスナ「なんだかしらないけど、よく堂々と出てきたものねー。余裕なのかしら?」


154 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 18:32:31 ID:j+SjC5Sq0
龍宮「フン、たしかに隠れているのは簡単だ。私の潜り抜けてきた修羅場にくらべた・・・うわっ」
古「とにかくー!待ってるのは面白くないし性に合わないネ!一発勝負して、負けたほうは向こう一時間ほど、
  勝ったほうを狙うのよすヨ!」
アスナ「へー、くーにしちゃあ、面白い発案するじゃない。刹那さん、受けちゃえば?」
龍宮「フフ・・・神楽坂は乗り気のようだぞ・・・桜咲。どうする?2対2だ。近衛は見てるだけでいい。」
このか「せっちゃん・・・痛いことはせんでも・・・」きゅっ。
刹那「ふむ・・・では、ただ戦うだけでは面白くない。このちゃん・・・アレを貸してもらえませんか。」
このか「・・・え?これ?」

刹那はこのかから受け取った500円玉大のものを古と龍宮に放った。

龍宮「・・・バッジ?ずいぶんとかわいいな。」
古「これ見たことあるネ!図書館部のみんなでハマってる魔法ゲームのオマケアル。」
刹那「仕事でもないのに傷つけあうのは割りにあわなかろう。
   お互いの胸に着けたバッジを取ったほうが勝ち、というルールではどうかな?」
古「刹那、なかなか面白いコト思いつくアルね。ハオ。それ乗ったヨ!たつみーもOKアルか?」
龍宮「異論は無い。」
刹那「範囲はこの芝生の中。出たら負けだ。開始は・・・きっかり3分後。では・・・」
アスナ「なーんか蚊帳の外〜」


156 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 19:14:48 ID:j+SjC5Sq0
???「ちょっとまったあああー!」
龍宮「!?」
アスナ「こ、今度は誰よ!?」

ばばっ!
桜子「その勝負!」
釘男「この麻帆良チアリーディングが!」
カッキー「見届けさせてもらいましょうー!」
シャキーーーン!

古「・・・」
刹那「ポカーン・・・」


157 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 19:38:04 ID:j+SjC5Sq0
アスナ「あ・・・あんたら・・・またつかまりたいの?危ないからどっかに・・・」
桜子「チッチッチッYes!I am! そうはいかないわよアスナ!」
釘男「こんな面白そうなことぉ!私たちにだまってやろうなんて!許さないわよ!」
カッキー「応援料は、一旦逃げるまで見逃すってことで〜ヨロっ!」
このか「あはは〜、桜子たち、おもろいわぁ〜」
古「ボソ・・・むー、せっかくおもいっきりやれるとおもたのにぃ。セーブしないといかんアルね。」
龍宮「ボソ・・・まあ、一般人にバレない程度に、巻き込まんように仕事をこなす訓練と思えばな・・・いいんじゃないか?」
このか「そいで〜、チアはどっちを応援するんや〜?」
桜子「そりゃあもう!」
釘男「えーっと・・・考えてなか・・・モガッ!」
カッキー「りょうほうよ〜おほほ〜」
刹那「だめだ・・・完全にもってかれた・・・」


169 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 21:26:30 ID:TPVgKEMF0
桜子「ふぁいっ!ふぁいっ!たつみー!」
釘男「ごー!ごー!せつなぁー!いけいけくーふぇー!」
カッキー「アスナ!ボンバイエ!アスナ!ボンバイエ!」
アスナ「なんか私だけ差別されてる気がするのは・・・」
ボッ
龍宮「そんなこと気にしてる場合じゃないんじゃないか?」
アスナ「!?これってネギが使ってた・・・しゅ、瞬動!?やばっ!」
刹那「アスナさん!私との特訓を思い出してください!体さばきです!」
アスナ「え!!?わわっ!」
龍宮「ほう・・・前々から素質はあると思っていたが・・・
   修学旅行の時のような猪突猛進じゃなくなったようだな。」
刹那「うまいっ!かわしつつ攻撃できる絶好のポジショニング!
  私が教えた以上のことを実践で身に着ける・・・やはりアスナさんは・・・」
古「感心してる場合かネ?」
刹那「わわっ!と、トンファー!?なんで鬼ごっこなのにそんなもの持ってるんですか!?」
古「武術家たるもの、いつ襲撃受けても準備オッケイにせんとならんアルヨ。
  そっちも剣いつも下げといて、今更ナニ言うアルか・・・(にこぉー)」

Round 1
Swordman     Sniper
神楽坂アスナ VS 龍宮真名

Samurai   Kung-Fu Master
桜咲刹那 VS 古菲


175 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 21:57:51 ID:TPVgKEMF0
チア三人「( ゚д゚)ポカーン」
桜子「見えない・・ね。」
柿&釘「うん・・・」
桜子「たまーに火花が散ってるくらいしかわからない・・・ね。」
柿&釘「うん・・・」
このか「よっ・・・と。まあええやない。みんな座って休んどきぃ。
   せっちゃんも、みんなも、まったく子供やから。
   楽しゅうてしょうがないのや。あ、お願いやから、あまりみんなには喋らんといてなぁ。」
チア三人「こくこくこくこく」

アスナ「刹那さん!やっぱり龍宮さんたち強いよー><」
刹那「わかっていたことです!安請け合いしたのはアスナさんじゃないですかー!」
古「二人とも・・・」
龍宮「仲良く背中を合わせて無駄話とは余裕じゃないか」
アスナ「刹那さん!今!」刹那「応!」 すばやく二人は身をかがめ・・・

ガッ!


176 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 22:10:07 ID:TPVgKEMF0
龍宮「こ、これは・・・?」
古「参ったネ。私のオハコをパクられたヨ。」
ガクリとヒザをつく二人。

アスナ「ネギがやってるのをただ見てるわけじゃないわよ!
    中国武術なんですって?これ。サンキューたい!」
刹那「穿弓腿です、アスナさん・・・」
古「蟷螂拳はメインじゃないアルが・・・ネギ坊主はずいぶんとお気に入りだったアル・・・
  うまいこと盗んだネ。二人とも」
龍宮「だが・・・まだいいのを水月に一回もらっただけだ。今回は油断したが、次はない。」

このか「げーーっとぉーーーーー、や。」
古&龍「ゑ?」
このか「ひょーい、っと。せっちゃーん、パスや〜。」
刹那「ありがとうございます、お嬢様。」
龍宮「?ナニを渡したというのだ?」
古「真名、熱くなりすぎアル。自分の胸、よく見るアルよ。」
龍宮「!・・・やられたな。あの技はダメージではなく、バッジを飛ばすための一撃だったとはね。」
古「バトルが嬉しくて気が回らなくなってたとは、私も真名もまだまだアル。
  アスナ、刹那、今回は私らの負けアル。」
龍宮「古、そうとなれば、我々もオニを誰かに渡しに行かねばな。」
古「アイアイアル〜」


177 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/06(水) 22:11:33 ID:TPVgKEMF0
・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

アスナ「いっちゃった・・・や・・・や、やったあ!勝ったよ!」
刹那「ええ・・・今回はルールに助けられましたが・・・大半はアスナさんの成長のおかげですよ。」
アスナ「またまたー。おだてても何も出ないわよ。
    でも、そう思うなら、あっちのほう、よろしくお願いね。」
刹那「え、ええ。あっち?・・・!?」
このか「せっちゃん!ウチのバッジ、こんなにしてどうするつもりや!
   これは夕映と三日イエローサブマリンに並んで手に入れたレアものなんやで!」
刹那「え?ええ?あ、その・・し、失礼しました。弁償しますっ!アスナさんもあやまって・・・っていない!?」
アスナ「ハイホー!あ〜とはたのむわよ〜、刹那のとっつぁ〜ん!」
刹那「誰がとっつぁんですか!」
このか「ウチのバッジー!」

チーム編成:変わらず
オニ:古&龍宮


(ただただ静寂)
カッキー「( ゚д゚)ポカーン」
釘男「・・・ねえ、私たち、優勝できると思う?」
桜子「さあ・・・?」


180 名前:一 一 ◆by9Scn5zfY [] 投稿日:2005/07/06(水) 22:29:17 ID:UDEN+xFk0
ここは学園長室、学園長は窓の外を眺めていた
学園長「……………」
しずな「……学園長どうしました?」
学園長「む?おぉしずな君か、いやなに、皆元気じゃなぁと思ってのぅ」
しずな「……あぁ3-Aですか、ふふふ、あれじゃあネギ先生も大変ですよね」
しずな先生も外を見て微笑んだ
学園長「ふぉふぉふぉ、まったくじゃのぅ、わしも若い頃はあんなもんじゃったわい」
しずな「あらあら、学園長もまだまだお若いじゃないですか」
学園長「ふぉっふぉっ、おだてても何も出んぞぃ、しずな君?」
しずな「ふふふ……」
そう言って二人は窓の外を眺め続けた


222 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/07(木) 02:27:54 ID:QSN+7enfO
時は明日菜達の戦いが終わったすぐ後

龍宮「五十……さて、数え終わったわけだが……」
クーフェ「ん、どしたアル?」
龍宮「いや、正直私達が追いかけたら、大半の奴は捕まえられるだろう?」
クーフェ「ふむふむ、確かにそうアルネ」
龍宮「そこでだ、私達は本気を出せる相手に勝負を挑もうと思うんだが、どうだ?」
クーフェ「そうネ、それがいいアル。それで誰と戦うアルか?」
龍宮「二人相手は正直厳しい事が今わかったからな。だから、卑怯とはいえ二対一に持ち込める相手に戦いを挑もう」
クーフェ「その言い方だと、決まってるみたいアルね?」龍宮「ああ、楓だよ」

楓「……!!」
何かを察したのか、いつも細めている目を片方だけ少し開けて周りを見渡す楓。
風香「どうしたの〜、楓姐。早く行こうよ〜」
史香「そうですよ〜、早く〜」
美空「鬼が来ちゃうよ……」
風香「楓姐〜?」
風香は、楓がボーッとしている様に見えたのか、彼女の顔を覗き込む。
楓「ん……ああ。すまんでござる」
史香「どうしたんですか?楓お姉ちゃん……」
楓「少し危険な気配がするでござる……三人共先に行くでござるよ」


223 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/07(木) 02:28:52 ID:QSN+7enfO
美空「気配って……」
風香「美空……こういう時の楓姐の直感は凄いから、逆らわない方が……」
史香「そうです……行った方がいいかもです」
美空「そ、そうなの?」
楓「あいあい」
風香「だから……ね?」
美空「……わかったわ」
楓「すまんでござる」
三人に向かい、頭を下げて謝る楓。
三人が楓の視界から消えた頃、彼女は後ろを振りかえって誰にともなく言った。
楓「人払いは済んだ。出てくるでござるよ」

時は三人が楓に促されて立ち去る少し前

クーフェ「ところでどう攻めるアルか?」
龍宮「ふむ、やはりセオリー通りに私が遠、お前が近だろうが……なにかあるか?」
クーフェ「こういうのはどうアル?」
龍宮「聞こう」
クーフェ「マナがまず楓の前に出るアル、楓がそれに気をとられてる瞬間に私が後ろから箭疾歩で奇襲するアルから、そのまま挟撃するアルよ。」
龍宮「いいな、それでいこう」

楓「……出てくるでござるよ」
龍宮「……流石にバレるか」
草むらから出てくる龍宮。
楓「気配の消し方は完璧だったでござるが、惜しいかな、殺意までは消えとらんよ」


224 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/07(木) 02:29:16 ID:QSN+7enfO
クーフェ「(今アル)ハッ!!」
恐ろしい早さの箭疾歩を繰り出すクーフェ。
そして、それは寸分違わず楓の背中に突き刺さる。
楓はガクリと膝から崩れ落ちる。
クーフェ「……やったアル!!」
龍宮「あぁ……だが、少し物足りないな……って、おい!!丸太だぞ!!」
クーフェ「ん〜?あ!!しまったアル!!」
龍宮「そうか、奴は忍者だったんだ……」
クーフェ「どこにいるアルか!?」
楓「フフフ……ここでござるよ」
空蝉の術でクーフェの一撃から逃れた楓は、果たして二人の後ろにいた。
二人の後ろ……正確には一人しか楓はいないので、片方は分身なのだが、実力は本体と寸分違わない。
楓「ハッ!!」
二人の楓が二人の背中にキツい一撃をみまう。
龍宮「クッ……」
クーフェ「ヤバッ……」
二人共修行を積んでいる身故、なんとか前に飛んで衝撃を和らげる事はできたが、威力を全て逃がせる訳ではなく、手痛いダメージは残ってしまった。
背中を押さえている二人に、いつの間にか分身を引っ込ませて一人になった楓が話し始める。
楓「お主ら、殺気がバレバレでござるよ。実戦なら間違いなく死んでるでござる」


225 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/07(木) 02:30:25 ID:QSN+7enfO
龍宮「クッ……」
同じ世界で生きてるため、楓の忠告が身にしみてわかる真名。
楓「鬼ごっこだと思って、油断してたのがバレバレでござる。二人共プロとは思えん甘さでござるよ」
クーフェ「悔しいアルね……」
楓「それでは、拙者は行くでござる。再戦はいつでも受け付けるから、いつでもかかってくるでござるよ……ハッ!!」
一度跳躍をして、二人の前から消え去る楓。
その場には落胆する二人が残った。
クーフェ「下手な小細工が祟ったアルね……」
龍宮「そうだな……」
クーフェ「つよかたアル……」
龍宮「ああ……もう一度作戦を考え直すか……」
クーフェ「……そうアルね」

鬼:変わらず
チーム変更:いたずら三人組、楓分離


297 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 21:15:44 ID:6qKbalEH0
古「いたた・・・」
龍宮「油断したとはいえ・・・こうも軽くあしらわれるとはな・・・」
古「このままじゃ鬼ごっこもビリになてしまうアルよ。何とかしないとダメアルネ。」
龍宮「ああ・・・こうなったらなりふりかまってもいられんな。
   今いるチーム・・・まだオニになってないところにオニを体験してもらうか。
   その中でも戦闘力の低い・・・」
古「あのチームアルか・・・わかたアル」


298 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 21:32:09 ID:6qKbalEH0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

古「いたアル・・・」
龍宮「うむ。今度は失態を犯すわけにはいかん。十分に注意せねばな。」
古「でも、朝倉以外の二人は、こっちの世界を知らないアル。あまり全力も・・・」
龍宮「神楽坂と違い、朝倉や他の二人の身体能力はたいしたことはない。
   レイニーディもサーカスに属しているようだが、私たちの敵ではないだろう。
   ただ・・・」
古「ただ?何アルか?」
龍宮「今日の我々は・・・何かこう・・神がかり的な不運に見舞われている気がする。
  天中殺に似た状態というか・・・思い過ごしであればいいのだが。」
古「実力を上回る不運があるってことアルか?」
龍宮「そういうことだ。たしかに刹那も楓も強敵ではある。だが、
   こうまでいいようにあしらわれて・・・いいわけがないっ!
   だから!今は相手が一般人であろうと全力でオニを渡す!いいな!」
古「わ・・・わかたアル・・・わかたアルから首をっ!首・・・きゅう」


299 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 21:52:23 ID:6qKbalEH0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

ザジ「ヽ(≧▽≦)ノ」
ちう「ん?ザジ、ずいぶんとご機嫌だな。」
朝倉「そらぁ、愛するちうちゃんと一緒にお散歩ですからねぇ。
   おおっと、お邪魔しましてすみませんねwwwwwwww」
さよ「朝倉さん、あまりお二人の邪魔をされては・・・」
ちう「コラー!わ、わたしたちはっ!!そんなんじゃああああああ!」
ザジ「・・・」
ちう「え?いや、そうじゃなくて!みんなにはおおっぴらにはしない、って
  約束したじゃない!ね?私の心の準備が出来るまで・・・待って・・・うっ・・・ひっく・・・」
ザジ「ナデナデ」
さよ「ほらあ、長谷川さん泣いちゃったじゃないですかー。
   もおー!どうするんですか!プンプン!ビーム!」
朝倉「(TV付き携帯さよに貸すんじゃなかったな・・・)
   あーもう、わかったよ。悪かったよちう、ザジ。とりあえず私は二人をかげながら見守る。
   二人は二人の幸せを追求する。これでいいだろ?」
ザジ「きゅっ。」←朝倉と握手
ちう「ひっく・・・ごめんねザジ・・・こんな私で・・・」
ザジ「ナデナデ」
朝倉「しっかし、こんなのほほんとしてていいのかねえ。今のオニは手ごわいよ〜?」
さよ「ええ。私もちょっと龍宮さんは・・・苦手・・・」


302 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 22:13:07 ID:6qKbalEH0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

古「アイヤー・・・あの二人、そういう関係だたアルかー(;゜∀゜)=3」
龍宮「長谷川もロンリーウルフを気取っているようだが・・・
   ずいぶんとおさかんなことだな。」

さよ「! 朝倉さん、振り向かないで聞いてください。
   後方50メートルほどにオニの二人がいます。」
朝倉「.。oO( あちゃー、標的にされちゃったか・・・でも不意打ちじゃなければ対応もできるかな・・・
    多分あっちも一般人相手では本気出しては来ないだろうし・・・とりあえず先手必勝か )
    ザジ、ちう、ちょっとこっちへ・・・ごにょごにょ・・・」
ちう「ふむ・・・わかったが、よくもまあ気づいたな朝倉」
朝倉「え!?ま、まあ・・・ほら、記者は目ざとくないと〜。」
ザジ「( =^ー゚) b」
朝倉「ザジもオッケーね?・・・んじゃ、いきますか。3・・・2・・・1・・・GO!」

号令とともに駆け出す三人(+α)

古「なっ!!!気づかれたカ!?」
龍宮「まさか?これだけの距離を気づくことの出来る奴が?・・・しまった!
   やはり!相坂だ!まだ私は油断していたというのか!眼のほうを戦闘態勢にしておかないなんて・・・」
古「反省は後でするものネ!とにかく追うヨ!」


315 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 22:46:36 ID:6qKbalEH0
古「いかんアルー、見うしなたアルか?」
龍宮「バカな。朝倉とザジはともかく、長谷川の足で我々を離せるわけが無い!」

ザッ!

朝倉「へへ・・・来たね!」
龍宮「何故止まる朝倉・・・走り続ければお前だけでも逃げられたかもしれんものを。」
朝倉「バッカ、んなマネできっか。あんたほど冷静でもなければビジネスライクでもなくてね。」
古「フフ、真名、けっこう痛いトコつかれたんじゃないアルか?」
龍宮「そうでもない。大局を見誤った時、それは死を意味する。つまり朝倉、今のお前がそうだ。
  覚悟するんだな。」
朝倉「さあて、見誤ったのはどっちだか?」


321 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 23:13:17 ID:6qKbalEH0
ぽぽんっ!
ぱたぱたぱたぱた・・・
古「( ゚д゚)ポカーン」
龍宮「はと・・・?」

???「フフフフ・・・」
古「誰アル?」
龍宮「古、世界樹の上だ!」
ザジ「ナイトメア・サーカスへようこそ。マジック&ショー、【大脱出】お楽しみいただけたかしら?」
古「ザジぃ?」
龍宮「奴・・・しゃべれたのか・・・」
古「驚くトコはそこじゃないアルよ!朝倉が鳩になって消えたアルよ!」
龍宮「(しかしさっきから古はないのかあるのかどっちなんだ・・・)」
ザジ「今回は残念ですが、アンコールはなしです。では、ごきげんよう    il||liスッ」
龍宮「ま、待て!」
古「ククッ・・・待つアルよ真名。完全に私らの負けアルね。三連敗アルよ。」
龍宮「し、しかし!今から追えば私たちなら!」
古「一般人に私らがここまでされたアルよ。負けは認めないとならんアル。」
龍宮「ぐ、ぐう・・・次の標的を決めるぞ古!」
古「ハイハイアル〜♪(よくがんばたアルよ、朝倉、チサメ、ザジ・・・)」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*


322 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/07(木) 23:15:53 ID:6qKbalEH0
〜世界樹裏〜

朝倉「ハアハア・・・行ったね。」
さよ「はい・・・でも、古菲さんは気づいてるようです。
  龍宮さんは冷静さを欠いていますので気づいていないようですが・・・」
ちう「どっちにせよ見逃してくれたんなら助かった、ってこったろ。」

ひょいっ。スタ・・・

ザジ「ふう・・・」
ちう「ザジ、おつかれ。・・・その・・・すごかった。」
ザジ「ヽ(≧▽≦)ノ」
朝倉「しかしザジのほうからこの案を出されなかったらやばかったな・・・
   ただ逃げてるだけじゃあいつらはまけなかったよ・・・正直甘かった。」
ちう「どこに仕込んでるかわからないけど、芸は身を助ける、って奴かね。」
ザジ「ヽ(≧▽≦)ノ」
ちう「ちょ・・・ご褒美って!!!夜まで待て・・・じゃなくて!!あああああ」
朝倉「どうも、ご馳走様」
さよ「わー、わー、最近の女子中学生って進んでるんですねえ・・・」
朝倉「こいつら・・・あと近衛と桜咲は特別だよ、さよちゃん・・・」

チーム編成:変わらず
オニ:なんと最強タッグ三連敗


346 名前:つくね[rebellion-of-chaos@docomo.ne.jp] 投稿日:2005/07/08(金) 00:52:21 ID:NmEqQeZDO
五月「出来ましたよ」
AA「んっ、すまんな」
まき絵「わ〜おいしそぉ〜」
裕奈「ほんとだね」
亜子「さすが、超包子の主人やなぁ」
アキラ「うん。さすが五月だね」
五月「ありがとうございます。冷めないうちにどうぞ」
運動部四人組「はぁ〜い」
AA「いただこう」
亜子「おいしいなぁ」
まき絵「うん、あれ?」
裕奈「どうしたの?まき絵」
まき絵「世界樹のほうが光ったような気がしたんだけど?」
AA(かなり激しくなってきたようだな)「しかし、また腕を上げたなサツキ」
まき絵「エヴァ様、無視しないでよ〜」(・・・様?)
AA「あぁ、気のせいだろ」
五月「みなさん、早く食べないと冷めてしまいますよ」
運動部四人組「はぁ〜い」


335 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 00:06:06 ID:aCKW9aSmO
時は朝倉組に二人がやられてすぐ後

真名「クー……」
クーフェ「どしたアル?マナ」
真名「正直、ここまで素人にあしらわれるとは思ってなかったよ」
クーフェ「それは私もアルよ」
真名「もう私の矜持はズタボロさ……」
クーフェ「だったら、これが終わったら修行でもするアルか?」
真名「ああ……一からやり直しさ……」
クーフェ「(ホントにヘコんでるアル……)なぁ、マナご飯でも食べないアルか?きっとお腹がすいてるから正確な判断が出来ないんアルよ」
真名「腹か……確かに減ってるかも知れんな……」
クーフェ「だったら、屋台まで行くアル。私が腕によりをかけて作ってあげるネ」
真名「フ……フフ、期待はしないからな(励まして……くれてるのか……?)」
クーフェ「あ〜、言ったアルね〜!!ちゃんとサツキに手ほどきは受けてるネ」
真名「ハハハ…………クー」
クーフェ「ん〜、どしたアル?」
真名「あ〜……いや、ありがと……な」
クーフェ「……珍しいアルね(機嫌戻ってよかたアルよ〜!!)ほれ、屋台まで行くアル」
真名「ああ」
こうして、二人は世界樹広場から屋台へ向かった。


336 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 00:06:45 ID:aCKW9aSmO
時は世界樹広場を鬼二人が出発した頃

エヴァ「うむ、堪能した……」
裕奈「せーの……」
『ごちそうさまでした!!』
エヴァ「(ガキが……)すまないな、結局スープだけじゃなくて点心まで作ってもらって……」
五月「いえ、みなさん喜んでもらえて嬉しいです」
まき絵「ほ〜んと、おいしかったよ〜!!」
アキラ「また、食べたいな」
亜子「せやね〜」
五月「みなさん、これからどうなさるんですか?」
エヴァ「私は大学に茶々丸を受領しに行くさ」
まき絵「私達は四人で逃げるよ〜」
五月「そうですか……私は後片付けがありますから……」
裕奈「あ、手伝うよ〜」
五月「いえ……私は好きでやってますから……気持ちだけ受けとっておきます」

クーフェ「お、屋台にたくさん人がいるアル」
真名「あれは……運動部四人に四葉に……エヴァンジェリンか……最悪だな」
クーフェ「お、でも動き出したアル」
真名「チャンスか……?」
クーフェ「そうみたいアルね……サツキは……後片付けみたいアル」
真名「そうか……四葉には悪いが、五人が行ったら鬼になってもらおうか」
クーフェ「そう……アルね」


337 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 00:07:41 ID:aCKW9aSmO
五月「みなさん……行かれたようですね」
クーフェ「サツキ〜!!」
五月「あれは……クーさんと龍宮さん……ですね」
真名「四葉、非常に心苦しいんだが、我々は今鬼なんだ。……わかるな?」
五月「はい。つまり私が鬼になるんですね」
真名「うむ、非情な様だが……すまんな」
クーフェ「……マナ」
真名「ん、どうした?」
クーフェ「私、サツキと一緒に行くネ」
真名「……そうか」
クーフェ「すまんアル……二人で楽しかったアルよ」
真名「私もだ……」
五月「すいません、クーさん」
クーフェ「いやぁ、サツキ一人が鬼なんてカワイソウだたアルよ」
真名「クー」
クーフェ「なにアルか?」
真名「メシはくれるんだよな……?」
クーフェ「……現金アルね」

鬼:クーフェ&五月
グループ変更:エヴァ、龍宮、クーフェ&五月


366 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/08(金) 03:48:55 ID:Kk+JKBj90
〜図書館島〜

パル「オニがまた動いたみたいよ〜。今度は・・・ありゃ、また古菲だわ。それと、五月ちゃんね。」
夕映「あの人は・・・実は鬼ごっこを理解していないのでは・・・」
のどか「そんなことはないようです〜。ちゃんと楽しんでいるようですよ。」
パル「へえ・・・ずいぶんと見てきたようなこと言うじゃない」
夕映「(ボソ・・・)のどか・・・あなたまた・・・」
のどか「ひぃあああっ!ゆ、夕映、これは・・その・・・せっ、戦略としてぇ!」
パル「戦略?」
夕映「(ボソ・・・)見た見ないは、まあいいです・・・その、あまり・・・パルには・・・」
のどか「はひぃぃぃぃ・・・」

ネギ「のどかさーん!みなさーん!そろそろ、隠れてないで、少し参加してみようとおもうのですがー。」

パル「お、ネギ君、元気だねえー。本棚から落ちないように気をつけなよ〜」
ネギ「はいー。ありがとうございます、パルさーん」
夕映「よかったですね、のどか・・・」
のどか「え?」
夕映「直接名前を読んでもらったのはのどか、貴方だけです。私たちはどうやらその他のようです。」
のどか「そそそそそ!そんなことないよ夕映!ぐーぜん!ぐーぜんだよ!」
夕映「まあのどかがそう言うのならそうなのでしょう。ふふ。」


389 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 11:46:08 ID:aCKW9aSmO
時はクーと五月が鬼になった頃

美砂「ねぇ……」
円「ん?」
桜子「どしたの?」
美砂「あれ、朝倉達じゃない?」
円「あ、ホントだ」
桜子「えと……一緒にいるのは……長谷川と……わぉ!ザジだよ!!」
美砂「珍しい組合せね。どうしたんだろ?」
円「さぁ?」
桜子「チェックしますか!?」
円「ハァ?」
美砂「しちゃいますか!?」
円「ちょっ!!二人共……」
美砂&桜子『朝倉〜!!』
円「聞けよ……」


391 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 12:06:01 ID:aCKW9aSmO
美砂&桜子『朝倉〜!!』
和美「なんだ?」
千雨「ありゃ……チアか?」
和美「そうみたいだね。なんか用〜?」
桜子「ハァハァ……いや、その……ケホッケホッ……」
美砂「だから……ハァ……ハァ……あれよ……え〜と……」
和美「どうしたの、話が見えないよ?」
円「二人共焦り過ぎだよ……」
和美「お、クギミーじゃん」
円「だから、クギミーって言うなよ!!」
和美「アハハ、悪い悪い……それで、二人はなんなのさ?」
円「いや、なんか珍しい組合せだから、って」
桜子「そ、そういう事」
美砂「な〜んで、一緒にいるのかなぁ?と」
和美「ああ……言っていい?」
さよ「ちょっ……朝倉さん!!」
千雨「やめやがれ!!」
桜子「わっ、怪しい〜」
千雨「な、なんでもねぇよ」
美砂「いやいや、言っちゃいなよ。隠してるでしょ〜?」
和美「はい、ストップ〜」
美砂「え〜、なんでよ〜?」
和美「悪いけど、約束だからね〜」
桜子「む〜、つまんないの!!」
和美「そう言わないでよ」
さよ「ホッ……良かった……」


394 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 12:16:36 ID:aCKW9aSmO
円「でも、ホントに珍しい三人組よね〜」
ザジ「エ…………?」
千雨「どうした?ザジ」
ザジ「三人じゃ………ない……」
美砂「(声カワイイ!!)え?どうみても三人じゃない」
桜子「(こんな声なんだ……)そうそう、朝倉でしょ〜、長谷川さんでしょ〜、ザジでしょ〜、あと一人は?」
ザジ「…………さよ」
円「え?」
ザジ「さよが……いる………」
さよ「え、え、えぇぇぇ!?(やっぱり見えてたんだ!!)」
千雨「誰もいねぇぞ?」
和美「(見えてたの!?)あ〜、いや!!さようならって事でしょ!?鬼が来るかもだし!!ね?ザジ!?」
ザジ「さ……ムグ……」
和美「ほ、ホラ行くよ!!じ、じゃあね〜!!」
千雨「お、おい待て!!」
円「……行っちゃった」
桜子「な〜んか……」
美砂「……怪しいねぇ」
円「んで、結局三人はなんで一緒にいたんだろう?」
美砂&桜子『さぁ?』


395 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 12:29:32 ID:aCKW9aSmO
和美「ハァハァ……あ、あんたさよちゃんの事見えてたの!?」
ザジ「プハッ………うん……」
さよ「か、感激です……」
和美「み、みんなには内緒だよ?」
ザジ「…………わかった」
和美「いいんだよね?」
さよ「はい……私は既にこの世の者では無いですし……」
和美「そんな事言わないでよ……」
ザジ「さよ……友達……」
さよ「え……?」
ザジ「ザジと……さよ……友達」
さよ「うれしい……ありがとうございます……ザジさん」
和美「やったじゃん!!さよちゃん!!」
さよ「はい!!」
千雨「ハァ……ハァ……おい……速過ぎるん……だよ」
和美「あ、ごめん」
千雨「て……めぇ」
ザジ「…………ねぇ」
和美「ど〜した、ザジ?」
ザジ「ちうに言っちゃ……ダメ?」
和美「どうなの?」
さよ「混乱させるだけですし……結構です……悲しいけど……」
ザジ「…………わかった」
千雨「なんだよ……何の話だよ?」
和美「いや……悲しい女の子の話だよ」
さよ「朝倉さん……」

グループ変更:無し
鬼:変わらず


414 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 18:31:20 ID:aCKW9aSmO
時はクーと五月が鬼になった頃

超「ついに出来たアル!!」
聡美「えぇ、ほぼパーペキです!!」
超「予定より早く換装作業終わたネ」
聡美「そうですね、滞りなく終わりました」
茶々丸「今回はどんな換装をなさったのですか?」
超「お、よく聞いてくれたアル。サトミ説明よろしくネ」
聡美「りょ〜かい!!えっとね、今回は鬼ごっこ仕様よ!!」
茶々丸「ハァ……」
聡美「具体的には、まず耳のレーダー、通称“HMX-16”の索敵半径を広げたわ!!そして、脚部人工筋肉の弾性UP!!これで足が速くなったわよ!!」
超「でもまだまだ序の口ネ」
聡美「そう!!まだ序の口!!」
茶々丸「と、言いますと?」
超「その前に、アプリケーションに検索かけるネ」
茶々丸「ハイ……熱センサー、生体センサー、赤外線センサー、脚部ブースト、背部ブースト、各種兵器換装用アタッチメント……ん?スクランダーシステム?」
超「フッフッフッ……」
聡美「それこそが今回の目玉よ!!」
茶々丸「これは一体……?」
超「鬼ごっこ用の兵装ネ」
聡美「あなたには、大空羽ばたく紅の翼『ジェットスクランダー』を新しく設置したわ」



415 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 18:32:01 ID:aCKW9aSmO
超「あなたが『スクランダークロス!!』と叫べば、その音声信号をキャッチして、大学校舎から発射されるネ」
聡美「接続用のソフトウェアもインストールしてあるから、誘導に従えばアッと言う間に換装完了です」
茶々丸「それで、これはどんなモノなのですか?」
超「低空高速飛行を可能にするモノアル」
聡美「さらに、翼部には人を乗せて運搬も可能よ」
茶々丸「わかりました、使用してみます」
超「さぁ、そろそろ鬼ごっこに復帰するアル」
聡美「そうですね。それじゃ各種兵器を……っとこれでよし」
超「重装備アルネ、サトミ」
聡美「超ちゃんこそ、懐にP-90持ってるじゃないの」
超「あや、バレたアルか?」
聡美「もう、バレバレ」
超「アチャ……」
聡美「まあ、いいんじゃない?」
茶々丸「あ、マスター……」
エヴァ「何やってるんだ、お前ら?」
聡美「いやぁ、ちょっと装備を整えてたのですよ」
エヴァ「換装は終わったのか?」
超「それはもうバッチリアル」
聡美「一緒に行きますか?」
エヴァ「構わん……と言いたいところだが、用があってな。茶々丸」
茶々丸「ハイ」
エヴァ「ゼロを取り返しに行くぞ」
茶々丸「了解しました」


416 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/08(金) 18:32:36 ID:aCKW9aSmO
エヴァ「じゃあな、装備の説明は本人から聞くさ」
超「わかたアル」
聡美「じゃあね〜、茶々丸」
超「……行っちゃったアル」
聡美「早いな〜」
超「そろそろ私達も行くアルよ」
聡美「オッケ〜、超ちゃん!!」

グループ変更:茶々丸&エヴァ、超&葉加瀬
鬼:変わらず


485 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 14:23:03 ID:fBWM8yzZO
時はエヴァと茶々丸が出陣した頃

夕映「さて、そろそろ行くです」
パル「そうね〜、私達だけ図書館で隠れていても卑怯なだけだからね〜」
ネギ「確かに。このままでは面白くないですからね」
のどか「情報によると、近くに委員長さん達がいるそうです」
パル「あら、そうなの?ん……ソースは?」
のどか「ふぇ……あ、いや、あのぉ……」
夕映「さっき私の携帯にメールが届いたです。送信元は千鶴さん。『図書館島が見えてきましたわ』だそうです」
パル「あっ……そ。りょ〜かい、把握したわ」
ネギ「のどかさん……もしかして……」
夕映「まあ、のどかも役にたとうとして行った事ですから、大目に見てやって欲しいです」
のどか「夕映ぇ……」
ネギ「……そうですね。すいませんのどかさん。でも、あまり人前で、特にパルさんの前では……」
のどか「ハイ……気をつけます……」
パル「な〜に、こそこそやってんの〜?早く行くよ〜」
ネギ「あ、ハイ!!すぐ行きます!!」
夕映「私達も行くです」
のどか「うん……頑張ろうね」


486 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 14:38:54 ID:fBWM8yzZO
時は図書館組が出陣した頃

あやか「ああ……ネギ先生はいずこに……」
千鶴「あやか……苦悩する姿もまた……可愛いわぁ……」
あやか「ホントに……どこに行ってしまわれたのかしら……」
夏美「二人共……鬼ごっこしようよ……」
ゼロ「ケケケ……チカイナ」
ドドドドドド……
夏美「ん?……気のせいかな……」
あやか「どうされました、夏美さん?」
夏美「あ、いや。この人形が喋ったような……」
あやか「……何を馬鹿な事を……」
ドドドドドドドド
千鶴「あら?……あらあら、あやか見て」
あやか「今度はなんですの、千鶴さん……ってなんですの、あれは!?」
ドドドドドドドド!!
夏美「あ、あれ、茶々丸さんとエヴァちゃんだよ!!」
あやか「と、と、と、飛んでますわ!!」
千鶴「あらあら……」


487 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 14:54:49 ID:fBWM8yzZO
時は少し遡ってエヴァと茶々丸が出陣した頃

エヴァ「それでどんな機能を追加したんだ?」
茶々丸「詳しくですか?簡潔にですか?」
エヴァ「簡潔に頼む」
茶々丸「はい、足が速くなりました」
エヴァ「ほう、それだけか?」
茶々丸「いえ、索敵半径拡大。それと……」
エヴァ「それと?」
茶々丸「未知数な機能なのですが、ジェットスクランダーなるモノが追加されたようです」
エヴァ「ジェットスクランダー……聞いた事あるな……う〜ん……」
茶々丸「どうやら、スクランダークロスと叫べば飛んでくるようですが……覚えが?」
エヴァ「あっ!!思い出した!!テレビで見た事あったんだよ!!かっこよかったんだよなぁ……茶々丸頼む!!呼んでくれ!!」
茶々丸「了解しました。危険ですので、お離れ下さい」
エヴァ「う、うむ、わかったから早く」
茶々丸「はい。スクランダークロス!!」
ドドドドドドドド!!
エヴァ「お、おお!!来た来た!!」
茶々丸「中心軸合わせ完了、相対速度合わせ完了、3、2、1、ドッキング完了です」
エヴァ「お、おおお!!完璧だな!!」


489 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 15:15:14 ID:fBWM8yzZO
茶々丸「お乗り下さい、マスター」
エヴァ「の、乗れるのか!?」
茶々丸「はい、積載量はオーバーしません」
エヴァ「じゃ、じゃあ、乗るぞ?……う……わぁ」
茶々丸「出撃します」
エヴァ「うわぁ……スゴイスゴイ!!」
茶々丸「マスター」
エヴァ「なに〜?ちゃちゃまる〜。うわ〜、はや〜い!!」
茶々丸「楽しそうですね」
エヴァ「!!……いや、そんな事無いぞ……」
茶々丸「そうですか、申し訳ございません」
エヴァ「う、うむ。あまり、早トチりをするなよ」
茶々丸「……マスター、目標捕捉」
エヴァ「よ〜し、とばせ!!」
茶々丸「はい」

夏美「あ、あれ、茶々丸さんとエヴァちゃんだよ!!」
あやか「と、と、と、飛んでますわ!!」
千鶴「あらあら……」
ゼロ「マッタク、マチクタビレタゼゴシュジン」
夏美「喋った!!」
エヴァ「村上夏美!!そいつは返してもらうぞ!!」
千鶴「夏美、狙いはあなたらしいわ。頑張ってね」
夏美「そ、そんな、ちづねぇ〜!!」
あやか「危険ですわ!!逃げましょう!!」
夏美「さ、さ、賛成!!」
エヴァ「ちょっ、逃げるな!!」
夏美「無理〜!!」


491 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 15:31:20 ID:fBWM8yzZO
ネギ「あれは……いいんちょさん達ですかね?」
夕映「逃げてるように見えますね」
のどか「村上さんが助けを求めてます……『茶々丸さんとエヴァちゃんが来る〜!!』だそうです」
パル「茶々丸さんとエヴァちゃん?」
夕映「それは危険ですね」
ネギ「助けに行きましょう!!」
パル「クゥ〜ッ、燃える展開!!私はのった!!」
夕映「そうですね、行きましょう」
のどか「ネ、ネギ先生が行くんだったら……」
ネギ「決まりですね!!」
あやか「お助け〜、ネ〜ギせ〜んせ〜」
ネギ「いいんちょさん!?急ぎましょう!!」
パル「了解!!」
のどか「は、はい!!」
夕映「行くです!!」

夏美「あ、いいんちょ、あっち見て!!」
あやか「こんな時に……何を……!?あれは、ネギ先生!!」
千鶴「あやか、あなたの愛が通じればきっと来てくれるわ」
あやか「そ、そうですわね。では……お助け〜、ネ〜ギせ〜んせ〜!!」
夏美「あっ!!こっち向いたよ!!」
千鶴「良かったわね〜、あやか」
あやか「まあ当然と言えば当然ですけどね。オーッホッホッホッホッ!!う……ゲホッゲホッ……」
夏美「あぁ、大丈夫!?」


492 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 15:40:11 ID:fBWM8yzZO
エヴァ「……何笑ってんだ?」
茶々丸「音声から判断しましたところ、どうやらネギ先生がいらっしゃるようです」
エヴァ「なに!?坊やはあくまでも私を邪魔するつもりか……面白い!!返り討ちにしてくれるわ!!」
茶々丸「ゼロの方は?」
エヴァ「後にする。それより、私は弟子の力試しをする。戦闘態勢を整えておけ」
茶々丸「作戦は?」
エヴァ「坊やを捕捉し次第、サザンクロスナイフを発射、その瞬間に急速接近。一瞬でカタをつける」
茶々丸「マスター……」
エヴァ「なんだ?」
茶々丸「サザンクロスナイフとは何ですか?」
エヴァ「え、ジェットスクランダーの中に……」
茶々丸「そのような兵装は装備されて確認できません」
エヴァ「そ……んな……葉加瀬の……葉加瀬の……」
茶々丸「どうしました?」
エヴァ「葉加瀬のバカ〜ッ!!」

グループ変更:無し
鬼:変わらず


526 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 21:21:13 ID:fBWM8yzZO
時はエヴァ組とネギ達が戦いを始めた頃

クー「ハァ……」
五月「どうしたんですか、クーさん?」
クー「いや、誰にも会わないアルな、と思てたアル」
五月「まあ、この学園の敷地は広いですから……」
クー「もちょっと考えて設計してほしかたアル!!」
五月「それは……まあ、そうですね」
クー「誰かいないアルか〜!?」
五月「クーさん……あれ……」
クー「あれは……まき絵達アルか……?」
五月「そう……みたいですね」
クー「そうと決まれば……」
五月「行きますか……?」
クー「だいじょぶアルよ、ここで待ってるといいアル」
五月「そうですか……わかりました」
クー「ん、行ってくるアル」
五月「御武運を」


528 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 21:58:27 ID:fBWM8yzZO
まき絵「いや〜、美味しかったね〜」
アキラ「うん……また、食べたいな」
裕奈「贅沢だな〜」
亜子「せやで〜、かなり食べたんやから感謝して然るべきや」
アキラ「うん……そうだよね」
まき絵「そうそう!!……ん?」
亜子「あれ……見ぃや」
裕奈「あれって……ゲッ!!」
アキラ「……クーだ」
裕奈「やばっ!!」
まき絵「逃げろ〜!!」


529 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/09(土) 22:14:23 ID:fBWM8yzZO
クー「あ〜、逃げちゃダメアルよ〜!!」
亜子「無茶言わんといてぇな〜!!」
まき絵「てか、クー走るの速ッ!!」
アキラ「さすが……四天王……」
裕奈「感心してる場合か!!このままじゃ、追いつかれちゃうよ!!」
クー「遅いアルよ〜」
まき絵「もう、ダメだ〜!!」
クー「タ〜ッチ、アルよ!!」
まき絵「ああ……タッチされちゃったよ……」
亜子「アチャ〜……」
裕奈「鬼か〜……」
アキラ「まあ、これはこれで面白いから、ね?」
クー「お〜い、サツキ〜」
五月「クーさん、首尾は?」
クー「討ち取ったり〜、アル」
五月「そうですか、お見事です」
クー「いやいや、照れるアルよ」
まき絵「あの〜……」
裕奈「そろそろカウントしていい?」
アキラ「逃げた方が……いいよ」
クー「お〜、すまんアルね。サツキそろそろ行くアルか?」
五月「ええ、葉加瀬さんと超さんと合流しましょう」
クー「そうアルね」
亜子「ほなね〜」

グループ変更:無し
鬼:クー&五月→運動部四人組


534 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/09(土) 23:09:02 ID:k3eDrttC0
裕奈「あ〜あ、鬼になちゃたね」
亜子「誰に渡すのが早いんかなぁ?」
まき絵「やっぱり双子ちゃんかなぁ?」
アキラ「でもあそこは、楓がいるから・・・」
四人組「どうしようか?」


535 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/09(土) 23:31:28 ID:wtBcK0Qq0
まき絵「とりあえず50ー。よーし!そいじゃはりきっていきますかー!」
アキラ「で、ターゲットはどうする?適当に歩き回って見つけた奴を追うのか?」
亜子「それとも最初から絞ってかかるか・・・やなぁ。」
ゆーな「そっち・・かな。多分この広い校内だと、適当に歩き回ったらなかなか難しいと思う。」
まき絵「ここからだと・・・あそこが近いけど。」
亜子「それや。最初の組み合わせに戻る、ってことやな。」
アキラ「そうと決まれば・・・」
ゆーな「れっつごー!だよ!」


536 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/09(土) 23:43:36 ID:wtBcK0Qq0
まき絵「図書館島なんて久しぶりだよー。」
亜子「ウチもほとんど来ぃへんからなー。」
まき絵「で、あの子たちがいつもいるのは・・・たしかこっちだよ!」
アキラ「なあ・・・さっきからこう・・・バイクのような・・・なんだろう、爆音がするんだが。」
亜子「工大の人がなんかしとるんちゃう?」
ゆーな「! あ、あれ!」


537 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 00:16:38 ID:xz1Rz+Fo0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

〜そのほんの少しだけ前〜

エヴァ「サザンクロスナイフなど無くていい!とりあえず突っ込め!弾幕は私が張る!」
茶々丸「イエス、マスター。」

パル「なななななな!!!!ちょっと!こっち来るよぉっ!」
のどか「あわわわわ!エヴァンジェリンさん、結構本気ですぅ!」
夕映「まずいですね。今のこちらの戦力では・・・」
ネギ「夕映さん、一つ、お願いしてよろしいですか?」
夕映「はい、なんでしょうか。」
ネギ「パルさんを連れて、館内に逃げてくれますか?」
夕映「それは、つまり・・・」
ネギ「はい。師匠も本気なようですし、どこまで抵抗できるかわかりませんが、迎撃します。
   ただ・・・ミニステルがいない状態ではどうしても二人を相手にはできないので・・・その・・・」
夕映「わかりましたです。のどかの能力を使うのですね?」
のどか「はいっ!がんばりますっ!」
ネギ「すいませんのどかさん。僕の勝手で危険な目に・・・」
のどか「いいいいいいいいえ!私もネギ先生のお役に立てるなら・・・その・・・嬉しいです。」
ネギ「では、念話状態を常時開いておきますから、魔法の余波を受けないところまで下がって
   師匠と茶々丸さんの動きを伝えてください。」
のどか「は、はいっ!」
夕映「ボソ・・・よかったですね、のどか。ポイントアップのチャンスです!がんばるです!」
のどか「ゆ、夕映!」

パル「ちょっとお!そっちでコソコソ何話してんのよ!もうそこまでエヴァちゃんがー!って、
   茶々丸さんが火を噴きながらこっちにーーー!!?」
夕映「おちつくです。工大の方達なら可能なのでしょう。さ、パル、二手に分かれてまくです。
   (・・・のどか、ネギ先生、がんばるですよ・・・)」


540 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 01:11:19 ID:xz1Rz+Fo0
エヴァ「フン、あの二人を下がらせたか・・・ということはぼーやはやる気らしい。」
茶「しかし、マスター。今のマスターの魔力では・・・」
エヴァ「そういうお前もノリノリでスクランダーを加速させているではないか・・・んー?
    嬉しいんじゃないのか?ぼーやの雄姿を拝めるのが。」
茶「いえ・・・決してそのようなことは・・・」 ぷしゅうううう
エヴァ「熱ーーーーーー!おい!茶々丸!熱が!熱暴走!うひょう!
    ちょ、今の私ではっ!このスピードで落とされたらっひぃっ!」

ネギ「・・・」
のどか「エヴァンジェリンさんが取り乱すところ・・・初めて見ました。」
ネギ「いえ、あんなになってても、師匠はちゃんとこっちへ標的をあわせてますよ!
   のどかさん!」
のどか「はいっ!・・・あ、ほんとだ!右!マジックボトルからの魔法の射手。七つです!」
ネギ「風楯!」 ぱんっ!
ネギ「ありがとうございます!のどかさん!」
のどか「はいっ!」


542 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 01:51:12 ID:xz1Rz+Fo0
エヴァ「む・・・やけに反応がいいな・・・ふむ、宮崎のどか・・・奴のアーティファクトか。
   茶々丸!奴らは私の考えを読んできている。お前が動き、かき回せ。
   それと・・・(ぼそ・・・)宮崎を攻撃はするな・・・こんな遊びでぼーやを悲しませたくないからな。」
茶「イエス、マスター」

のどか「ネギ先生!その・・・エヴァンジェリンさんの意識が読めません!
     茶々丸さんの意識は・・・何故でしょうか・・・最初から伝わってきません・・・」
カモ「兄貴!無念無想って奴だぜこれぁ!
   茶々丸はロボットだから心の表層、ってもんも見えねぇんだ!」(カモの存在を今の今まで忘れていた件)
ネギ「そ、それじゃあ・・・やっぱり二人がかりってこと!?」
カモ「そうはいかねえ!あねさんの方も何も考えない状態を作り出すのは難しいはずだ。
   つまり、攻撃してくるのは、反射的な一瞬。おそらく茶々丸のほうが合図を出した時だ。」


544 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 02:29:17 ID:xz1Rz+Fo0
ネギ「じゃあ、そこを・・・狙う!魔法の射手 戒めの風矢!」
エヴァ「・・・」
のどか「ネギ先生!エヴァさんは防御しようとしていません!」
ネギ「え・・・?」

ギュッ!

カモ「かわしたぁ!?魔法を上回る加速だぁ?あのゴツい翼が秘密か!」
茶々丸「ネギ先生に若干の動揺を確認・・・茶々丸、突貫します。」
エヴァ「・・・」

茶々丸「スクランダーカッター・・・」
ネギ「くっ!風楯!」 パァン!
カモ「だめだ!あの翼、何で出来てるかしらねえが!魔法をものともしやがらねえ!
   超の姉御の作品だなありゃ・・・やべえ!すぐに次が来るぜ!」
茶々丸「しかし・・・遅いです。今です!マスター!」
エヴァ「魔法の射手・・・雷の一矢」

ぱぱっ・・・ばぢばぢばぢっ!!


546 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 02:47:12 ID:xz1Rz+Fo0
ネギ「わあああー!」
のどか「きゃああああ!ネギ先生!」
カモ「兄貴・・・こりゃまずいぜ!さっさと降参しちまおう!
   そもそもあっちが何で攻撃してくるのかサッパリだしよお!」

ヨロ・・・ぐっ!

ネギ「いや、カモ君、ちょっと今ので分かった。師匠の不得手な雷の魔法、
   そしてマジックボトル経由とはいえ、魔法の射手を一本しか出さなかった・・・
   つまり、・・・いやたぶんだけど、師匠は茶々丸さんの号令からの反射だけで動いてるから
   大きな魔法は使えないし、属性の選択も出来てないんだと思う。」
カモ「だからって!こっちが反応できないんじゃジリ貧だぜ兄貴ぃ!」
ネギ「それは・・・これから考える!魔法の射手!光の九矢!」

茶々丸「回避・・・成功。」

カモ「9本打ってカスりもしねえ!超の科学力は化け物かぁ!?」
のどか「(だめ・・・まだエヴァンジェリンさんの意識が読めない・・・
    嫌・・・また私、ネギ先生の足手まといになる・・・そんなの、嫌だ!)」


547 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 03:09:00 ID:xz1Rz+Fo0
のどか「エヴァンジェリンさん!!!!あっちにナギさんがいます!!!」
エヴァ「(゚Д゚)ハァ? Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
茶々丸「あ・・・」
カモ「二人の意識がそれた!兄貴、チャンスだ!」
ネギ「チャンスを逃すは男の恥!いきます師匠!雷の暴風!」
茶々丸「ネギ先生・・・誰に教わったかわかりませんが、間違えてる上に不適当です・・・
    広範囲・・・相対速度的に、回避できません。」

BOOOOM!

エヴァ「だからなんでこんな毎回・・・おぼえてろよー!」
茶々丸「ネギ先生も手加減して爆風だけ当たるようにしてくれたんです・・・感謝しましょう。」
エヴァ「私は弟子に情けをかけてもらうほど落ちてはないわ!」
茶々丸「マスター、爆風の影響でエンジン、バランサーともにスタン。このままでは植え込みに激突します。」

・・・ぎゅっ。

エヴァ「バカ!私はいい!お前はお前の受身を取らんか!」
茶々丸「いいえ。私のすべてはマスターとともに・・・」
エヴァ「馬鹿者・・・」


549 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/10(日) 03:56:17 ID:xz1Rz+Fo0
亜子「〜〜〜とるんちゃう?」
ゆーな「! あ、あれ!」

まき絵「茶々丸さん!・・・と・・・」
アキラ「抱いているのは・・・」
四人「エヴァ様!(・・・「様」?)」

エヴァ「む!いいところに四人が!一か八か!一天地六!
    残っていろよ!我が魔力と束縛のちから!」
まき絵「あれ?」
ゆーな「ずいぶんと・・・」
アキラ「体が・・・」
亜子「軽いでー。」
アキラ「なんだかわからないけど、とりあえず助けるよ!」
三人「ガッテン!」


551 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/10(日) 04:12:02 ID:xz1Rz+Fo0
ゆーな「茶々丸さん!エヴァ様を上へほうりなげて!」
茶々丸「これは・・・マスターの使役の力か!?」

ばっ!

まき絵「リボンしゅーとぉー!」しゅるっ!ぱしっ!

アキラ「茶々丸さんは三人で!」
亜子「キャッチするでぇ!」
ゆーな「3・2・1・キャッチ!」

四人「やったあ!」
エヴァ「助かった・・・ぼーやが治療しちまったから、
    使役の力ももうないと思っていたが・・・どうやら力を増幅させてくらいはやれるらしい。」

しゅうう・・・

まき絵「ありゃ、なんか体が軽くなくなっちゃったー。つまんなーい」
エヴァ「・・・それもごく短時間ときたか・・・
    ぼーやの治療は完璧らしいな。神祖の影響をここまで削ぐとは。
    ・・・茶々丸!そう!茶々丸は!!?」

亜子「心配せんでええよ〜。このとおりや〜。」
茶々丸「システム、回復しました。オールグリーンです。
    皆さん、ありがとうございます。
    マスター、心配をおかけして申し訳ありません。」
エヴァ「お・・・お前が無事ならそれでいい・・・」

アキラ「しかし、なんでこんなとこまで飛んできてたの?」
エヴァ「ん?まあ・・・いろいろだ。ともかく、助けてもらったのは事実だ。礼を言う。」


552 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/10(日) 04:12:38 ID:xz1Rz+Fo0
まき絵「それじゃあ、お礼ついでに」
亜子「わるいけど、タッチやで。」

エヴァ「は?」
ゆーな「鬼ごっこ、わすれたの?」
茶々丸「マスター、ネギ先生との戦闘中だったので気づかなかったのですが、
     まき絵さん達にオニが移っていた件、メールがとどいておりました・・・」
エヴァ「私はどこまでぼーやにしてやられるんだ・・・」

チャチャゼロ「オレハ マダ タスケテモラエネーノカヨ」

鬼:エヴァ、茶々丸
チーム:変わらず


605 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/10(日) 21:54:45 ID:77Pc/dS5O
時はエヴァ組とネギの戦いが勃発した頃

あやか「ハァ……ハァ……なんとか……ンクッ、撒いたようですわね……」
夏美「そ、そうだね……ハァッ……つ、疲れたぁ……」
千鶴「あらあら、二人共体力無いわねぇ」
あやか「な、なんでそんなに……普通に……してるんですの……?」
夏美「い……一緒に……走ってた……よね……ちづ姐……?」
千鶴「いつも子供達の相手してますから」
夏美「ぜ、絶対それだけじゃ……ない……って」
あやか「そ、そうですわ……」
??「おい、お前ら何やってるんだ?」
千鶴「あら、龍宮さん」
真名「よう、那波」
あやか「あら、真名さん」
夏美「どうもぉ……」
真名「なんだ、三人一緒にいたのか。どうしたんだ?息なんかきらせちゃって……」
夏美「なんか、エヴァちゃんがこの人形を……」
真名「それは……ナルホドね。エヴァンジェリンと絡繰か?」
あやか「は、はい。追いかけられてたのですが、ネギ先生が……」
真名「助けてくれた……と?」
千鶴「しかも、一人で」
真名「一人ねぇ……雪広」
あやか「……なんですの?」


606 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/10(日) 21:55:16 ID:77Pc/dS5O
真名「ネギ先生を助けてやろうか?」
あやか「!!それは本当ですの!?」
真名「ああ、金さえ貰えればな」
千鶴「あらあら……どうするの?」
あやか「足元を見ますのね……わかりましたわ!!雪広財閥から出しましょう!!」
真名「私を買うのは高いぞ?」
あやか「構いませんわ!!」
真名「……交渉成立だな、口座番号は後で渡す」
あやか「頼みましたわ!!」
夏美「……行っちゃった」
千鶴「早いわね〜」
あやか「いくらくらいとられるのかしら……?」

真名「待ってろ、ネギ先生。私が助けに行くからな」

グループ変更:無し
鬼:変わらず


613 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/10(日) 23:38:51 ID:wZSToa53O
エヴァ&茶々丸対ネギ&のどかの戦場から300メートル程離れた木の上に龍宮はいた。
スコープを覗きながら戦場を見ている。

龍「なんだか、エヴァは嬉しそうだな?テレビやらスクランダーやら訳の解らないことを言っているし」

ぶつぶつ言ってはいるがライフルを慎重すぎる程に調整している。
今までの連敗が効いているようだ。


618 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/11(月) 01:20:10 ID:YHXaAItdO
龍「よし、悪いな茶々丸」龍宮は引き金に指を掛けた、その時
???「龍宮さん」
龍「じゃまをするな、葉加瀬」
葉「気付いていたのですか」
龍「まぁな、いろいろあったのさ」
葉「だったら私の言いたい事もわかりますか?」
龍「まぁな、だが残念だな、アイツには修理行きになって貰わないと困るのさ」


646 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/11(月) 11:03:11 ID:YHXaAItdO
葉「それは困ります。」
龍「ならば、どうする?」
葉「こうします!」

一体何処から出したのか、パワーアームがあらわれ目前まで迫っていた。

龍「クッ!何処から・・・いや対魔ステルスか!」
葉「外してしまいました。駆動時のステルスに改良が必要ですね。」
龍(ということは、超や追加武装も隠れているかも知れんな)
 「そういえば超はどうしたんだい?」
葉「四葉さんを迎えに行ってますよ」
龍(ブラフか?)「そうか」真名は瞬時に拳銃に持ち替え地面に向かい乱射した。
葉「何をして・・・、ハッ!」


648 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/11(月) 11:50:21 ID:YHXaAItdO
膝の高さまで土埃が舞っている。そこに不可思議な空間が空いていた

龍「そこか!」

瞬動で移動し、何かをつかみ木の上に戻ると真名の手の中に超がいた。

超「アイヤー。やはり、マナは強いアルな」
葉「やられました。」
龍「んっ、どうやらあっちも決着がついたようだな」
葉「どうなりました?」
龍「ここからだと茶々丸が落ちたのしかわからないぞ」

いいながら真名は葉加瀬の所に超をおろした

超「スマナイネ」
龍「気にするな。しかし、あれは何があるんだ?」

マナは異様に広範囲で土埃が無い所をさしてた。

葉「私たちの秘密兵器ですよ」
超「ほとんどハカセのアルよ」
龍「・・・鬼ごっこで何に使うんだ?」
葉「龍宮さんも一式持っているじゃないですか?」
龍(これはやりすぎではないのか?)
 「まぁな、それじゃ私は新しい相手でも捜しに行こうかな」
 (しかし、これでは委員長との契約は無効だな)


686 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/11(月) 23:00:12 ID:2d2qiFi7O
時はエヴァとネギの戦いが終わった頃

風香「なんだろ、図書館の方がうるさいね〜?」
史香「爆発音とかしてるですね〜」
美空「あれも鬼ごっこの影響なの……?巻き込まれたら……」
風香「大丈夫だよ、美空」
史香「そうです。楓姐がいるですよ〜」
楓「にんにん、そうでござるよ。拙者にお任せあれ〜」
美空「あ、そうだね。ところで、さっきはどこに行ってたのよ?」
史香「あ、私も気になってたです」
楓「ん〜、それはナ・イ・ショでござるよ〜」
風香「なんだよ〜、もう」
楓「ハハハッ、悪いでござるな」
史香「それで、これからどうするんですか〜?」
美空「あ、確かに行動の指針くらいは決めなきゃね」
風香「楓姐だったらどうする?」
楓「ん〜、正直戦力的に厳しいでござるから、誰かと合流したいでござるな」
美空「戦力って……戦争じゃないんだから……」
風香「いや、これは戦争だよ!!美空!!」
史香「そうです!!私達はまだ鬼になってないから、チャンスなんです〜!!」
楓「そうでござるよ。あの二人が本気になったら、拙者だけではとてもとても……」


687 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/11(月) 23:01:30 ID:2d2qiFi7O
美空「……あの二人?」
楓「おっと、ナイショでござったな……」
風香「あ〜、怪しい!!」
史香「お、お姉ちゃん!!」風香「なんだよ、史香〜」

楓「ハハハ、残念ながら言えんでござるよ」
風香「ブ〜、イジワル〜」
美空「ハハハ……ア〜、面白い。ところで誰と会うつもりなの?」
楓「お〜、忘れてござった。そうでござるな〜、鬼がエヴァ殿達らしいでござるから……ふむ、明日菜殿のところに行くでござるか」
風香「さんせ〜い!!」
史香「じゃあ、行くです」
美空「場所……わかるの……?」
楓「ん、大体見当はつくでござる。多分、購買あたりでござるよ」
風香「じゃあ、行こうか!!」
史香「ハ〜イ!!」
美空「確証は無いっぽいけど、まあいいか……」

木乃香「あ〜、やっぱりあのバッヂはイエローサブマリンにしか無いんよ〜!!」
刹那「申し訳ございません、お嬢様」
木乃香「ハァ……えぇんよ。一位になって賞品で貰うから」
明日菜「あ〜、その手があるわね。じゃあ、頑張らなくちゃね〜」
刹那「そ、そうですね!!お嬢様、私……頑張ります!!」


688 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/11(月) 23:02:19 ID:2d2qiFi7O
木乃香「二人共、おおきにな〜」
刹那「い、いえ、お嬢様の為ですから……」
明日菜「そうそう、あんまり気にしないで〜、私も優勝したいんだから」
??「お〜い、ア〜スナ〜」
明日菜「ん?」
木乃香「あれって、双子ちゃんやない?」
刹那「長瀬さんと春日さんもいますね」
美空「すごい……ほんとにいた!!」
楓「おお、刹那殿もいたでござるか。好都合好都合」
明日菜「なによ、みんなしてどうしたの?」
史香「そっちこそ、どうしたんですか〜?」
木乃香「バッヂが売っとらんか探しとるんよ〜」
風香「それって、この前夕映と話してたやつ?」
木乃香「せや〜」
史香「それ、この前二人で買いましたよ〜」
刹那「えっ?」
木乃香「ホンマ!?」
風香「これでしょ?」
木乃香「それや、それ!!」
明日菜「あ、ほんとね。これだったわ」
木乃香「……譲ってくれへん?」
風香「う〜ん、譲ってもいいけど……ねぇ?」
史香「そうですね、条件があるです」
木乃香「な、なんやの?何でもするで〜」
史香「協力して欲しいです」
風香「そうそう。楓姐と協力して欲しいな!!」


689 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/11(月) 23:03:53 ID:2d2qiFi7O
木乃香「お安いご用やで!!」
刹那「お、お嬢様……」
明日菜「ちょ、ちょっと……」
木乃香「だ、ダメなん……?」
明日菜「いや……そういうわけじゃ……ねぇ?」
刹那「です……ね」
木乃香「引き受けてもえぇ?」
明日菜「もともと、私達が壊しちゃったしね〜、仕方ないわ」
刹那「そうですね」
木乃香「やった〜!!ありがとな〜!!」
楓「決まったでござるか?」
明日菜「引き受けるわよ」
刹那「そういう事です」
木乃香「よろしくな〜」
風香「は〜い!!」
史香「よろしくです〜」
楓「あいあい」
美空「頑張ろうね〜」
木乃香「それじゃ行こか?」風香「オ〜!!」
刹那「お、お嬢様!!待って下さい」
明日菜「木乃香、待って〜!!」
史香「お姉ちゃ〜ん!!」
美空「ありゃ、行っちゃった。しかし、思惑通りになったね、楓」
楓「にんにん」

グループ変更:合流、木乃香親衛隊+さんぽ部+美空
鬼:変わらず


697 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/11(月) 23:54:00 ID:Gzkuj2y80
ネギ「はあ・・・なんとか退いていただけたようです。」
カモ「なんだよ!直撃くらわせるタイミングだったじゃねえか!なんで地面になんか!」
ネギ「いや、いいんだよ・・・別に戦う理由もないし。どうやら師匠もあきらめてくれたようですし。」
カモ「ったく、エヴァの姉御じゃないけどよ、ちょっと甘すぎやしねえか?」
ネギ「ハハハ・・・そうかもね。」
のどか「ネギせんせい〜!」
ネギ「のどかさん、ありがとうございました!のどかさんのおかげで勝ちを拾えましたよ!」
のどか「はわわわ!私は・・・なにも・・・お役にたちっ!たくてっ!きゅう・・・」
カモ「ありゃりゃ・・・嬢ちゃんがショートしちまったぜ」


702 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/12(火) 00:20:34 ID:Npo50ZdF0
夕映「のどか〜」
パル「おーい、まいたか〜?って、あら、あらあらあらあら、
    お邪魔しちゃったかなあ?フフフラブ臭〜♪」
のどか「はわっ!ちち、ちがっ!」
ネギ「パルさんっ!ちょっと!あわあわあわああああ」
夕映「もー、ハルナ、あまりからかうのはよすです!」
パル「あはは、メンゴメンゴ。んで、エヴァちゃんのほうはまけたの?」
ネギ「ええ。なんとか。」
You got a mail♪
ネギ「・・・わ!師匠がオニになってますよ!」
のどか「えええ?」
パル「さっき逃げてる最中に、くーちゃんさんからチア組、エヴァちゃんへと移ってたわよ〜。」
夕映「ええ。私もエヴァンジェリンさんがつかまったことには少々解せないところがありますが、
  オニが近くにいるこの状況はあまりよろしくありませんね。」
パル「そうね、それじゃあ!いっちょ逃げますかあ!」
ネギ「そうですね!・・・のどかさん、立てますか?」
のどか「は、はい〜。」
夕映「(フフフ・・・さきほどの数分でずいぶんとポイント稼いだようですね、のどか。)」

チーム、鬼:変わらず


729 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/12(火) 08:06:07 ID:hH+UHnPXO
三人は話をしていた。

超「マナの腰についているのは[カシオペア]じゃないアルか?」
龍「あぁ、ネギ先生に借りたんだ」
葉「だからあそこに、龍宮さんがいるんですね」
真名は葉加瀬の視線の先を追った。確かにそこにはマナがいた。
超「でも何だか元気が無いアルよ?どうしたアルか?」
龍「いや気にしないでくれ」
葉「でも〜?」
龍「本当に大したことが無いんだ忘れてくれ」
超「良いけれど、一つ条件があるね!」
龍「う〜ん?わかった、それをのもう。」
超「それじゃ、今度たのむアルね」


772 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 22:55:21 ID:aFsFhGA5O
時はエヴァとネギが戦い始めた頃

桜子「やっぱり気になる!!」
美砂「わッ!!びっくりした!!」
円「どうしたのよ、いきなり……?」
桜子「気にならないの!?」
円「だから、何がよ?」
桜子「朝倉達の事だよ!!」
美砂「あぁ、ハイハイ……」
桜子「気になるよね!?」
円「まぁ……ねぇ」
美砂「そりゃ、気にならないと言ったら……嘘になるわね」
桜子「そこで、潜入捜査をしようと思いま〜す!!」
円「……はぁ?」
桜子「だ・か・ら、一緒に鬼ごっこするんだよ!!」
美砂「ああ、合流するの?」
桜子「そういうコト、どう?」
円「う〜ん……」


773 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 22:56:07 ID:aFsFhGA5O
美砂「……のった!!」
円「えッ!?」
桜子「2対1で潜入にケッテ〜イ!!」
円「……ちょっと?」
美砂「ん?」
円「どうしてよ?」
美砂「う〜ん……一言で言えば……」
円「言えば?」
美砂「面白そうだから」
円「……ハァ……そうですか」
美砂「まあ、いいじゃない。みんなでいれば楽しいよ」
円「そうだけど……さぁ」
桜子「じゃあ、朝倉に電話するね〜」
美砂「よろしく〜」
円「……よろしく〜」


776 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 23:26:46 ID:aFsFhGA5O
時は桜子が電話する少し前

和美「な〜んか、図書館島の方がうるさいな〜」
千雨「どうせ、うちのクラスの奴だろ……?」
和美「まあ、うちのクラスの奴だったら、あの轟音を出しかねないわね」
ザジ「…………納得」
さよ「確かにそうですね」
千雨「全く、ノンキに言ってんなよ……」
和美「ハハハ……っと、電話か、誰かな?……なんだ、椎名か」
ピッ
和美「もしも〜し」
桜子『朝倉、今どこ〜?』
和美「ん〜、図書館島の近くだけど」
桜子『じゃあ、そっちに行くね〜』
和美「お〜、わかった〜……って、なんだって!?」
桜子『ばいば〜い、また後でね〜』
和美「えっ?ちょ、ちょっと!!」
ツーツーツー……


777 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 23:27:39 ID:aFsFhGA5O
和美「切れちゃった……」
千雨「ん、なんだって?」
和美「いや……桜子達が来るって……」
千雨「ハァ!?あいつが来たら他の二人も来るんじゃねぇのか!?」
和美「おそらく……」
さよ「桜子さん達って、さっきの三人組の人達ですか?」
ザジ「………そう」
さよ「ナルホド……」
千雨「なんだって、私達のところに……」
和美「多分、さっきのコトかな……」
千雨「また……うるさくなるな……」


780 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 23:49:21 ID:aFsFhGA5O
和美『ちょ、ちょっと!!』
ツーツーツー……
桜子「場所わかったよ〜」
美砂「どこだって?」
桜子「図書館島の近くだってさ」
円「図書館島……ねぇ……」
美砂「ま、行ってみましょうよ、ね?」
円「仕方ないか……」
桜子「それじゃ、ゴー!!」

千雨「あ、おい、朝倉」
和美「ん?あ、来たね」
桜子「ヤッホ〜!!」
美砂「ハロ〜!!」
円「……うぃっす」
和美「な〜んで、また来たのかな?」
桜子「いやいや、三人の馴れ初めがどうしても気になりまして……」
和美「ナイショだ、って言ってるじゃないの」
桜子「でも……でも、諦めきれないの!!」
和美「あっ、そ」
桜子「あ〜、冷た〜い!!」


781 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/12(火) 23:50:39 ID:aFsFhGA5O
和美「んで、柿崎は?」
桜子「無視!?」
美砂「え?面白そうだからだけど?」
千雨「見世物じゃねぇんだぞ……」
ザジ「…………怒らないで」
千雨「ん、ああ、悪い」
ザジ「…………怒ってるより……笑った方が……かわいい……」

千雨「あ、当たり前だろ!?」
さよ「あらら、急接近?」
和美「くぎみーは?」
円「だから……もう、いいや。私はお目付け役ね」
和美「……がんばって」
円「……うん……ごめんね」

グループ変更:合流、朝倉&相坂withザジ&ちう+麻帆良チア
鬼:変わらず


843 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/14(木) 01:35:09 ID:hc68StR/0
茶々丸「・・・50。カウントオーヴァ。マスター、ターゲット設定と指示をお願いします。」
エヴァ「・・・sigh」
茶々丸「どうしました?マスター?」
エヴァ「弟子のぼーやにしてやられて、さらにもと下僕のガキンチョにまでコケにされた。
    ・・・真祖としてこれはどうしたものか。ぼーやが赴任してきてからは、どうもこんな星回りばかり。
    ペースを乱されては、自分の思わぬ方へと流される・・・
    今まで生きてきて、こんなのは・・・そう、ナギに出合った頃の・・・ふふ・・・」
茶々丸「いえ、マスターは全力を尽くしております。
     新月で魔力の抑えられたマスターをサポート仕切れぬ私の責任かと。」
エヴァ「・・・気休めはいい!お前もこんなマスターに嫌気がさしたんじゃないか?
    出会ってからの三年では出さなかったこんな弱みを見せつけられて・・・
    葉加瀬のところに帰りたいなら私から・・・」
茶々丸「マスター!」
エヴァ「(びくっ)」
茶々丸「マスターは・・・そんなに弱いお方ではありません・・・それに・・・私はマスターだけのものです。
    マスターから必要ないなんて言われたら・・・私は・・・私は・・・」
エヴァ「お、おい、茶々丸・・・何も泣かんでも・・・」
茶々丸「そんなの・・・嫌・・です。私の存在は・・・あなたがあってこそ初めて意味があるのです。
     それを・・・奪われてしまったら、もう私は存在そのものが無いものと同義なのです。
     私のサポートが足りなかったらもっとがんばります。落ち度があればなおします。
     ですから、ですから・・・もうそのようなことは・・・」
エヴァ「あー・・・なんていうか、その・・・私が悪かった。ちょっと気が立っていたんだ。
    私はお前抜きではどうにもならん。だから・・・機嫌直してくれないか。」
茶々丸「では・・・私が私であるために、マスター、ターゲット設定と指示をお願いします。」
エヴァ「ああ。・・・こほん。(私には・・・茶々丸がいる。本気を出せば、負けはない!)
    いくぞ!茶々丸!ターゲット補足せよ!近いものから潰すぞ!」
茶々丸「イエス!マスター!」


848 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/14(木) 02:23:26 ID:hc68StR/0
茶々丸「スクランダークロス!マスター、お乗りください!」
エヴァ「ハッハッハ!茶々丸!ノリノリじゃないか!
    (元気は取り戻したか・・・しかしぼーやが来てからずいぶんと感情の起伏が激しくなったもんだ・・・)」
茶々丸「ええ。それはもう。フフ。
     ターゲット、補足しました。
     長谷川さん、ザジさん、朝倉さん、椎名さん、釘宮さん、柿崎さん、以上六名が集合して移動中。」
エヴァ「馬鹿め・・・集合すれば何かしらの対策が取れるとでも思ったか。
    茶々丸!奴らを一般人と思うな!一気に上空から空爆をしかける!」
茶々丸「イエス!マスター!」


854 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:22:48 ID:zR1yzaOrO
時は麻帆良チア達と朝倉達が合流した頃

アキラ「ねぇ……」
裕奈「ん、どした?」
アキラ「さっき、エヴァちゃんを助けた時さぁ……」
まき絵「助けた時?」
アキラ「茶々丸さん……飛んでたよね?」
亜子「あっ、それウチも思った!!」
裕奈「確かに……飛んでたかも……」
アキラ「でね……私達四人じゃ無理っぽくない?」
まき絵「飛ばれちゃ……ねぇ」
亜子「誰か用心棒でも見つけなアカンのとちゃうん?」
アキラ「それを言おうと思ってたんだ」
裕奈「でも、誰がいいかな……」
まき絵「用心棒なら四天王だよね〜」
亜子「龍宮さんは……なんや怖いし……桜咲さんは最近明日菜達といるから、もう一緒やろうし……長瀬さんは双子といるやろし……」
アキラ「となると……クーフェかな?」
裕奈「うん……」
まき絵「そうだね」
亜子「じゃあ、クーちゃんに電話するで〜?」
裕奈「オッケー」
まき絵「よろしく〜」
アキラ「任せたよ」
亜子「はいよ〜」
ピポパポ……


855 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:24:00 ID:zR1yzaOrO
ピピルピルピルピピルピ〜
クー「おっ」
五月「電話……ですね」
クー「そうみたいアルね〜。一体、誰アルか〜?……おっ」
五月「誰ですか?」
クー「和泉アルよ」
ピッ
クー「こちら、クーアルよ〜」
亜子『なあ、今どこにいるん〜?』
クー「さっきの屋台の近くアルよ」
亜子『助けてくれへん?』
クー「ん〜、葉加瀬達が見つかるまでだったら、いいアルよ」
亜子『サンキュー!!そっち行った方がイイ?』
クー「そっちの方が助かるネ」
亜子『りょ〜かい!!ほなな〜』
クー「ツァイツェ〜ン」
ピッ


856 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:24:32 ID:zR1yzaOrO
五月「なんでしたか?」
クー「四人が来るらしいネ」
五月「でも、葉加瀬達との合流は……」
クー「それまでの約束ネ」
五月「なら、いいですね」
クー「じゃあ、来るまでにご飯食べて待つアル」
五月「……さっき食べましたよね?」
クー「……ニャハハ……ダメ……アルか?」
五月「……何が食べたいんですか?」
クー「肉まんが食べたいアル!!」
五月「そうですか……ちょうど新作の構想がありまして……」
クー「やたアル!!」
五月「それじゃ、しばしお待ちを……」
クー「わかたアル〜」


857 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:25:13 ID:zR1yzaOrO
亜子「オッケーやって」
まき絵「やったね!!」
裕奈「これで百人力だね!!」
アキラ「それで、どこにいるんだ?」
亜子「さっきの屋台だって」
アキラ「また、何か食べさせてくれるかな?」
亜子「期待してもえぇんちゃうん?」
裕奈「そうかもね。それじゃ!!」
まき絵「レッツゴー!!」
アキラ「あっ!!まき絵、前!!」

ドンッ!!

まき絵「キャッ……」
??「すまん……急いでるんだ」
アキラ「……行っちゃった」
裕奈「今のって……」
亜子「……龍宮さん?」
まき絵「ってて……あっちって……図書館島?」
亜子「せやね」
裕奈「なんかあったのかな?」
アキラ「そういえば、さっきから図書館島の方がうるさいけど関係あるのかな……?」
裕奈「四天王だし、あり得るかも……」
アキラ「ねぇ……」


858 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:26:05 ID:zR1yzaOrO
亜子「まあ、考えても仕方ないし、クーのところ行かへん?」
まき絵「……そうだね。案ずるより……なんだっけ?」
アキラ「生むが易し、だ」
亜子「さすがはバカレンジャーやな〜!!」
まき絵「うるさ〜い」
三人「アハハハッ!!」
まき絵「笑うな〜!!」


859 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:26:38 ID:zR1yzaOrO
クー「さすがサツキアルね〜、この肉まんオイシアル!!」
五月「ありがとうございます。でもホントは肉じゃないんですよ」
クー「エ!?これは完ペキに肉まんアルよ?」
五月「まあ、ある意味肉まんには間違いないですよ……」
クー「もったいぶるアルねぇ……」
五月「実は……」
クー「実は!?」
五月「これは中身が大豆でヘルシーな肉まんなんですよ」
クー「へ?なんで大豆が肉になるアルか?」
五月「実は大豆は畑の肉と呼ばれていまして……」
クー「それで肉まんアルか!!」
五月「そういう事です」
クー「ハァ……完ペキに肉まんだとオモタアルよ……すごいアルね〜」
五月「商品として出そうと思ってるんですが……」
クー「大丈夫アル!!」
五月「……そうですか?」
クー「そんなに心配なんだったら、これから来る四人に食べさせればいいアル!!」
五月「そう……そうですね」まき絵「ク〜フェ〜イ!!」
クー「噂をすれば……え〜っと……」
五月「影ですね」
クー「それアル!!」
裕奈「ヤッホ、また来ちゃった」
亜子「なんや、えぇ匂いやなぁ」
五月「実は、クーさんに新作の味見をしてもらってたんです」


860 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:29:28 ID:zR1yzaOrO
まき絵「うわ〜、うらやまし〜!!」
五月「ですが、もう少しモニターが必要なんです」
裕奈「え……って事は?」
五月「はい、四人分用意しますね」
亜子「ホンマ!?やったね、アキラ!!」
アキラ「うん。嬉しいな……」
まき絵「ホ〜ント、噂をすれば……え〜っと……」
クー「影、アルよ。まき絵」
まき絵「そう!!それ!!」
亜子「せやね〜」
裕奈「しかし、バカレンジャーの中でも温度差があるんだね……」
アキラ「ああ……」
まき絵「う、うるさ〜い!!」
裕奈&亜子&アキラ「アハハ〜!!」
クー「ハ、ハハ……危なかたアル……」
亜子「ん?なんや言うた?」
クー「い、いや、なんでも無いアル!!」
亜子「?……変なクーフェ」
クー「アハハ……ハハ……ハァ……」

グループ変更:合流、運動部四人組+古菲&五月
鬼:変わらず


862 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:54:50 ID:hc68StR/0
キィィィィィィ・・・・ン

柿崎「・・・爆音?」
桜子「航空力学研究会かなあ?」
釘宮「(そんな研究会あったか!?)違う!あれ!」
柿崎「ちょ!なにあれぇ!朝倉!あれ!あれ!」

朝倉「ん〜?・・・んん!?(エヴァちゃん正気か!こっちは私以外パンピーだぞ!)」
さよ「ど、どうしましょう、あんな攻め方されたら!」
朝倉「ええい!考えててもしょうがねえ!長谷川!ザジ!上だ!伏せろ!」
ザジ「???」
ちう「な!?絡繰かあれ?つまり上で馬鹿笑いしてるのはエヴァンジェリンか?
   つか、なんだあれ!反則だろ!こんなんいつものSFXだので説明がつくと思うなよ!
   だいたいこのクラスは何かしらおかし・・モガッ!」
朝倉「錯乱してる場合かぁ!いいから伏せろ!」

エヴァ「わははははは!もうなりふりなどかまわぬ!何か不都合がおきたら記憶を消してくれる!
    茶々丸!サイレンJu-87、鳴らせ!」(←爆音で下には会話まではきこえてません)

プァァァァァァァン!

桜子「今度はナニよおおおっ!耳いたいー」
朝倉「これは・・・ストゥーカ!WW2時のドイツ軍急降下爆撃機の音だよ!」
ちう「女子中学生とはかけはなれた知識だなおい」
桜子「えええええ!?じゃあ私たち空爆されちゃうのおおお!?」
さよ「みみみ、みなさんおちついて!空襲があったらまずは防空壕へ!防災頭巾は持ってますね?」
朝倉「(あー、さよちゃんまで混乱しちゃってるぅ・・・それにみんなには聞こえないってば・・・)」
柿崎「ああ・・・死ぬ前にアイツと腹いっぱいプルーンのパイをたべたかった・・・」
釘宮「天国には硬派な男っているかなあ・・・」


863 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:56:20 ID:hc68StR/0
エヴァ「くくく・・・小便は済んだか!神さまにお祈りは?(以下略
    そこだ!食らえよ我が魔法!魔法の射手、戒めの・・・」

キィィィィィィ・・・

エヴァ「おい、茶々丸、減速だ。これでは狙いがつかん。」
茶々丸「それが・・・ネギ先生との戦闘の影響でどうやらスクランダーの減速装置の方がショートしたままのようです。」
エヴァ「何ぃ?しかしさっきお前、システムグリーンって・・・」
茶々丸「その・・・スクランダーの方までチェックするアルゴリズムを超さんが組み込んでくれなかったようです・・・」
エヴァ「ということは・・・」
茶々丸「はい・・・お考えの通りだと。申し訳ありません。」
エヴァ「謝って済むことかあっ!やっぱり超のドアホー!」

キィィィィィィ・・・・ンインインイン・・・(含む残響音)

桜子「ほへ?」
柿崎「行っちゃった・・・」
釘宮「なんだかわからないけど・・・助かったみたい。」

キラン☆

さよ「あっというまに見えなくなりました〜。」
ザジ「???」
ちう「消〜える飛行機雲〜♪」
朝倉「そうきたか。」

鬼&チーム構成 :変わらず


864 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/14(木) 03:58:31 ID:hc68StR/0
千鶴「やっぱりこのお人形、かわいいわね〜。
   エヴァちゃんはいつも触らせてもくれないから、いまのうちに触っておきましょう〜」
チャチャゼロ「ヘヘヘ・・・御主人、助ケハ モウチョイ遅レテモ イイゼ・・・」


875 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/14(木) 12:14:22 ID:vhAB3ZrIO
時間を戻して龍・超・葉の戦闘場所に

龍(無償は辛いよ)「これから二人はどうするんだ?」
超「サツキと合流する予定ヨ」
葉「私のレーダーによると屋台の所にいるようなので、私たちだけならすぐなんですけど・・・」
龍「何か問題があるのか?」
超「アレのせいで、早く動けナイネ」
龍(それは自業自得だろ)「そろそろ隠れなければならないから、私は行くよ」
葉「そうですか、それでは気を付けて」
龍「あぁ」
真名は図書館島の方へ走っていった
超「そういえばマナはどうやって[カシオペア]が使えたのかネ?」
葉「自分の魔力を使ったのではないでしょうか?」
超「そうアルナ」


877 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/14(木) 12:38:43 ID:vhAB3ZrIO
走り去って行ったマナは

龍(まずいな、急がないと魔力提供者との合流時間に遅れる、んっあれは?四人組か接触しても問題ないだろう。)
まき絵「レッツゴー」
龍(あっ!)
アキラ「あっ!まき絵、前」

ドンッ

まき絵「イタタ……」
龍「スマン……急いでいるんだ」
龍(まさかぶつかるとはな、侮りがたしバカピンク)

図書館島にて

龍「ギリギリか」
???「遅かったね?何かあったのかい?」
龍「葉加瀬と超とすこしありまして、すみません高畑先生には魔力お借りしまして」
タカミチ「気にしなくていいよ、僕も生で見たかったしね。」
龍「そういえば、なぜ高畑先生は今日いなかったのですか?」
タカミチ「学園長先生に頼まれて、詠春さんの所に行っていたんだよ」
龍「そうでしたか」
タカミチ「まぁ、そんなことより観戦していようじゃないか?」
龍「そうですね、結果は知ってるもの同士ですが」
タカミチ「それを言ったらおしまいだよ」


881 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/14(木) 13:42:15 ID:vhAB3ZrIO
真名が走っていったあと

葉「これはどうしましょうか?」
超「必要ないのは置いといてそのつど取りにきたらどうネ」
葉「そうしましょう」
超「誰か来るネ。ステルスをいれるネ」
まき絵達が走っていった
超「行ったみたいネ」
葉「誰かに見張りを頼まないと危ないですね」
超「そうネ。う〜ん、そうだ、ちょっと待ってるネ。お〜いマナ〜」


882 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/14(木) 13:52:05 ID:vhAB3ZrIO
真名が気付いて走ってきた

龍「なんだ?」
葉「秘密兵器を持っていきたいので、その間の見張りをお願いしたいんです」
龍「お安い御用だ」
超「よろしくネ」

真名は聞くのが早いか見張りに行ってしまった

葉「龍宮さ〜ん」
超「マナ〜」

真名は気付いて戻ってくる

龍「終わったか、んっ?どこにあるんだ?」
超「見えたら秘密兵器にならないヨ」
龍「それもそうだな、二人はこれからどうするんだ?」
葉「四葉さんと合流するつもりです」
龍(五月の所なら人がわりと居そうだな)
 「私も一緒に行っても良いかな?」
超「別にいいアルヨ」
龍「よろしく、頼むよ」

龍・超・葉合流
鬼;かわらず


922 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/15(金) 02:16:37 ID:jUn2T6bKO
数日前の三人組。

美空「やっぱりさ〜、悪戯は罠じゃないから引っ掛かる姿を見てたいよね〜」
風香「あったり前じゃんか、イヒヒッ!」
美空「うふふふふ」
史香「お姉ちゃん、美空そんなことしたら、死んじゃいますぅ〜」


923 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/15(金) 02:57:02 ID:QxCWVz9L0
楓「ん〜、風が気持ちいいでござるなあ。」
アスナ「でもさあ、これでいいのかなあ。」
楓「なにが、でござる?」
アスナ「もー!私たち鬼ごっこしてるんでしょ!」
楓「あいあい、わかってるでござるよ。」
風香「あわてな〜いあわてな〜い」
史伽「ひとやすみひとやすみ♪」
アスナ「休んでちゃだめでしょーーーがーーー!
    もー、あんたらのペースにつきあってたら
    日が暮れるか鬼につかまるかしちゃうわよ!」
美空「まあまあアスナ。ほら、こっちには楓姉もいるしぃ。
   桜咲さんも強いらしいじゃない。鬼がきてもイチコロよ〜。」
刹那「そうだといいのですが・・・」
楓「ニンニン♪」


924 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/15(金) 02:57:19 ID:QxCWVz9L0
くいくい

このか「あんなあ・・・せっちゃん」
刹那「何ですか?お嬢様」
このか「さっきから図書館島のほうがなんかにぎわっとるやんかぁ?
    ほら、夕映とかのどかとかが心配やしぃ、な?」
刹那「・・・行きたいんですね?」
このか「せやぁ〜(にへぇ〜)」
刹那「//// わ、私はいいので、皆さんに聞いてください・・・」
このか「なんや〜。へんなせっちゃんやな〜。
    んー、まあええわ。なあなあみんな〜!」

・・・・・・・・・・・・で

風香「ひとつあるけば〜」
史伽「ははのため〜♪」
美空「いや、それ違うし、不謹慎だし。」
アスナ「結局話し合ってもおかしい現状は打破できてないじゃないのー!」
このか「そんなことないよ、アスナ。」
楓「そうでござる。なんと我々には目的地ができたでござる!」
アスナ「わざわざ鬼のいそうなとこに行くのがおかしい、って言ってんのよー!」

刹那「乗り遅れてるのかなあ・・・私」
アスナ「シリアスから出られないのが私たちの弱点かもね・・・」


929 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/15(金) 04:07:23 ID:jUn2T6bKO
美空「そういえばこないだのいたずら片付けたっけ?」
風香「美空片付けなかったの?」
美空「うん」
史伽「あのままにしたですか?」
美空「うん」
風香「どうすんのさ、見てないところで引っ掛かったら、せっかくの傑作が!おもしろくないじゃん」
美空「そうなんだよね」
史伽「反省するところはそこじゃないです。」


930 名前:つくね[] 投稿日:2005/07/15(金) 04:15:41 ID:jUn2T6bKO
楓「どうしたでござるか?三人で」
史伽「なんでもないです、なんでもないですよ!」
楓「それなら良いでごさるが?」

明日菜「あの四人何してんだろ」
刹那「さぁ?私に聞かれましても…」
木乃香「ウチもちょっとわからへんなぁ〜」
明日菜「立ち止まっていたら、おいてくわよ〜。」


32 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:14:20 ID:JmfYQnFRO
時はエヴァによる茶々丸空爆が終わった頃

茶々丸「マスター、慣性がとれました。自由飛行できます。現在、最寄りの施設は……世界樹広場ですね」
エヴァ「随分遠くまで来ちゃったな……」
茶々丸「いかがいたしますか?」
エヴァ「ふむ……魔力が少ない現状、あまり勝負に拘泥しない方がいいな。むしろ、お前のサポートに回った方がいい」
茶々丸「ゼロは?」
エヴァ「あまり、遊ばない方がいい。取り返しに行くぞ」
茶々丸「了解しました」
エヴァ「よし、チャチャゼロの魔力反応を検出しろ」
茶々丸「了解、検出開始…………終了」
エヴァ「どこだ」
茶々丸「これは……龍宮神社です」
エヴァ「巫女の実家か……」
茶々丸「行きますか?」
エヴァ「聞くまでもないだろ」
茶々丸「了解、出撃します」
エヴァ「よ〜し……いけ〜!!」
茶々丸「……マスター?」
エヴァ「あ、いや……コホン……行け!!」
茶々丸「了解」


33 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:16:06 ID:JmfYQnFRO
その頃……

あやか「全く……どこに行かれたのかしら!?」
夏美「まだ、ネギ先生の護衛してるんじゃないの?」
千鶴「そうよ、あやか。あなたが依頼したのだから、少し我慢なさい」
あやか「……そうですわね」
千鶴「あなたらしくないわよ」
夏美「そうだよ〜」
あやか「申し訳ございません。取り乱してしまいましたわね」
千鶴「いいのよ、あやか。仕方ないわよ、心配ですものね」
夏美「まあ、取り乱すのはいつものコトだし……」
千鶴「な・つ・み……」
夏美「ハッ!?」
あやか「……どうかなさいまして?」
夏美「ち、ちづ姐が……ムグッ!!」
千鶴「何でもないわよ、あやか」
夏美「た、助け……ヒッ!!」
千鶴「な・つ・み……」
夏美「イヤアアァァァッ……」
千鶴「ごめんね、あやか」
あやか「全く……なんなんですの……?」
ゼロ(コノオンナ、ナカナカダナ)


34 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:16:56 ID:JmfYQnFRO
キーン……

あやか「あら……?」
千鶴「この音……どこかで……」
夏美「た……たしか……に……」
ゼロ(アイツラガキタカ)
あやか「あら?なんでそんなにボロボロなんですの?」
夏美「ち、ちづ姐が……」
千鶴「な・つ・み」
夏美「な、なんでもないです」
あやか「……そう?」


35 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:17:17 ID:JmfYQnFRO
茶々丸「マスター、龍宮神社上空に到着いたしました」
エヴァ「おもしろかった〜、ちゃちゃまる、ありがとう!!」
茶々丸「……マスター?」
エヴァ「あ、いや……ご苦労」
茶々丸「いえ……どうしますか?」
エヴァ「突攻しろ」
茶々丸「了解……実は葉加瀬からこんなモノを預かっています」
エヴァ「なんだ?この手紙……ふむ……ふむ……なに!?茶々丸ブースター!?」
茶々丸「それは……?」
エヴァ「説明は後だ。大学への回線を開け」
茶々丸「了解…………完了……会話どうぞ」
エヴァ「アー、アー、コホン……こちらエヴァンジェリン!!茶々丸ブースターを射出してくれ!!」
茶々丸「マスター!?」
エヴァ「準備をしておけ……来た!!」
茶々丸「しかし、装着方法が……」
エヴァ「なんとかなる!!」
茶々丸「しかし……」
エヴァ「なんとかなる!!」
茶々丸「……了解です」
エヴァ「よし、高度合わせろ!!」
茶々丸「ハイ」
エヴァ「続いて、座標固定!!」
茶々丸「完了」
エヴァ「よし、徐々に速度を落とせ!!」
茶々丸「了解、相対距離接近……5、4、3、2、1……装着完了」
エヴァ「よ〜し、いけ〜!!」


36 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:19:13 ID:JmfYQnFRO
キーン!!

夏美「あれ……茶々丸さんだ……」
千鶴「あらあら……」
あやか「ノンキにしてないで下さい!!来ますわよ!!」
千鶴「あらあら……」
あやか&夏美「キャー!!」
エヴァ「ドカーン!!」
茶々丸「目標捕捉」
あやか「な、な、なんですの!?いきなり!!」
夏美「そうだよ、危ないじゃん!!」
千鶴「そうよ、エヴァちゃん。気をつけなくちゃ」
夏美「いやいや……そんなに穏やかじゃなくない?」
あやか「そうですわ!!」
千鶴「あら……ごめんね、あやか」
エヴァ「あの〜……話していいか?」
あやか「お早く!!」
エヴァ「は、ハイ!!」
夏美「いいんちょ、コワ〜……」
千鶴「うふふ……」
ゼロ(ナサケネエナァ、ゴシュジン)


37 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:20:15 ID:JmfYQnFRO
エヴァ「コホン……村上夏美」
夏美「ふぇっ?ワタシ!?」
エヴァ「そうだ。ゼロ……いや、その人形を返してもらおうか。茶々丸」
茶々丸「ハイ」
エヴァ「奪え」
茶々丸「村上さん、失礼しま……」
夏美「はい、これでしょ?」
茶々丸「あ、そうです。確かに返却を確認しました……マスター」
エヴァ「……なんだ?」
茶々丸「奪還に成功しました」


38 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/16(土) 00:20:43 ID:JmfYQnFRO
千鶴「ねぇ、エヴァちゃん?」
エヴァ「なんだ、那波?」
千鶴「あやかが龍宮さんの所に行きたいらしいのよ」
あやか「千鶴さん!?」
千鶴「まあまあ……それで、一緒に来ないかしら?」
エヴァ「まあ……構わないが……」
茶々丸「私達は鬼ですが?」
あやか「そうですわよ、千鶴さん!!」
千鶴「ネギ先生にタッチできるのよ?」
あやか「……一緒に行きましょう」
夏美「いいんちょ!!」
千鶴「決まりね。五人で鬼よ」
エヴァ「五人!?」
千鶴「ご・に・ん・よ……」エヴァ「は、ハイ……」
ゼロ(ケケケ、ゴシュジンタジタジダナ)
あやか「行きますわよ!!」
千鶴「あら待って、私のあやか」
夏美「ちづ姐、待って〜!!」
茶々丸「マスター、追いかけましょう」
エヴァ「こ……」
茶々丸「こ?」
エヴァ「怖かった……」

メンバー変更:合流、エヴァ&茶々丸&チャチャゼロ+あやか&千鶴&夏美
鬼:エヴァ組&いいんちょ組


53 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/16(土) 03:37:50 ID:Ho//cml00
茶々丸「現状サーチ確認中・・・完了。
    マスター、現在の戦力分布は・・・」
エヴァ「ふむ・・・ぼーやと朝倉のチームはずいぶんとくっついているな・・・
    結託されるとやっかいだが・・・」
茶々丸「しかし、屋台側エリアには龍宮さん、古菲さん、チャオにハカセがおります。
    おそらく四人とも合流するのでしょう。
    世界樹前には長瀬さん、アスナさん、刹那さんが。
    何故これだけの戦力が結しているのかは分かりませんが・・・
    これらのチームとぶつかるのもいささか困難かと。」
エヴァ「だー!なんなんだ!たかが鬼ごっこにこんなにチームだなんだ組みおって!
    もともと個々の力でやるもんだろうが!」
夏美.。oO( 私たちもそうだと思うけど・・・ )
エヴァ「いかんな・・・正面突破がこれだけ困難だと綿密な作戦が必要になってくるだろう。
    我々がやられたように、少々の汚い手も辞さぬ覚悟で・・・」
あやか「ちょっと!エヴァンジェリンさん!ナニを勝手に今後の行動を決定しようとしてるんですか!?」
エヴァ「フン、言うじゃないか雪広あやか。そこまで言うのなら何か作戦はあるんだろうな?」
あやか「ええありますとも!この私が考えた完璧な作戦が!
    いいですか!まず私たちがネギ先生たちの近くへ行きます!
    そして私の美貌と愛に惹かれたネギ先生がひょっこりと姿をあらわし・・・」
エヴァ「・・・なあ、那波よ、こいつはこんなにアホだったか?」
千鶴「ふふ、私にはいつものあやかに見えるわ。」
エヴァ「そうか・・・で、いつもの雪広あやかとやらの小旅行はいつ終わるんだ?」

あやか「そう、そこで!そうです!ネギ先生っ!ハグっ!ハグですわ!」

千鶴「さあ?(ニコニコ)」


54 名前:民明 ◆INChOywSUo [sage] 投稿日:2005/07/16(土) 03:38:12 ID:Ho//cml00
エヴァ「これは・・・負けを覚悟せんとならんな。茶々丸、考えるのはやめだ。なんかバカらしくなってきた。」
茶々丸.。oO(私もあやかさんまでとは言わないまでも素直になれたら・・・)
エヴァ「茶々丸?」
茶々丸「ハッ・・・イ、イエスマスター。」
エヴァ「まったく、お前まで・・・しっかりしろよもう・・・」
    ということで、この心の旅が続いている奴の案を呑んだ、ってわけではないが、
    我々は図書館島方面へ向かい、ぼーやの集団か、朝倉の集団を襲うものとする。」
茶々丸「4人はさすがに積載量オーバーなので・・・申し訳ありませんが皆さん徒歩にてよろしくお願いします。」
夏美「なんかよくわかんないけど、おー!」
エヴァ「で、この目の焦点が合ってないアホはどうすればいいんだ?」

千鶴「おほほほ・・・」 とすっ!←首筋にチョップ
あやか「はうっ!」

あっけないほどに軽く転がるあやか。

エヴァ「わー!!!こ、殺っ!」
千鶴「んー、喝っ!」 くいっ!
あやか「ん、う〜ん、あら、千鶴さん、おはようございます。ああ・・・なんかいい夢を見ていたようですが・・・」
千鶴「それは帰ってからまた見てね。」
エヴァ。oO( むう・・・一般生徒だと思っていたが・・・那波千鶴、侮れん。)


106 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/17(日) 02:10:22 ID:zayDo1inO
時はチャチャゼロがエヴァの手に戻った頃

クー「長いコト待ってるのに、アイツラ遅いアルよ」
五月「確かに二人共遅いですね」
まき絵「ねぇねぇ、クーフェ?」
クー「何アルか?」
まき絵「二人って誰?」
クー「ああ、ハカセと超アルよ。あの二人が来れば超包子完成アルね」
五月「確かにその響きも懐かしいですね」
亜子「なんや、その二人はヤバいモン持って来そうやな〜」
裕奈「想像もつかないくらい、ヤバかったりね」
アキラ「いや、あの二人ならやりかねないよ」
まき絵「《麻帆良の頭脳》だしね〜」
クー「アハハ、そんなに言ったら悪いアルよ」
???「お〜い!!」
裕奈「あ、葉加瀬だ」
五月「噂をすれば……」
まき絵「影だね!!」
裕奈&アキラ&クー「オォ〜!!」
まき絵「エヘヘ……ブイ!!」
亜子「いや……常識やで……」


107 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/17(日) 02:11:00 ID:zayDo1inO
アキラ「でも……二人じゃないよ?」
クー「あ、ホントネ。葉加瀬と……後ろに超……その後ろに誰かいるネ。誰アルかね?」
亜子「あれ……龍宮さんとちゃうん?」
五月「あの身長は……そうですね」
まき絵「ぶつかっちゃったの謝らなくっちゃ」
クー「マナ〜、どうしたんアルか?」
真名「いや、彼女達の護衛だよ」
クー「あ〜、仕事アルか」
真名「そういうコトだ」
まき絵「あの、龍宮さん……」
真名「どうした?佐々木」
まき絵「いやぁ、さっきぶつかっちゃったから……」
真名「ぶつかった……?何の事だ?」
まき絵「え?」
超「カシオペアの影響だと思うネ」
真名「あぁ……いや、なんでもないんだ佐々木。さっきはすまなかったな」
まき絵「私も……よく前見てなかったから……」
超「まあまあ。二人共おあいこでいいと思うネ」
クー「そうアルよ」
まき絵「そう……だね」
真名「ああ、すまなかった」
まき絵「いや、こっちこそごめんね」
亜子「オッケーやね」
アキラ「みたいだな」
裕奈「ねぇ。ところでこれからどうするの?」


108 名前:イトミ ◆DEP4IVx7X6 [] 投稿日:2005/07/17(日) 02:11:33 ID:zayDo1inO
クー「マナはどうするアルか?」
真名「未確認の情報らしいが、桜咲と長瀬が手を組んだらしい」
アキラ「え?」
まき絵「ちょ、ちょっとそれって……」
亜子「あかん……」
裕奈「反則じゃない?」
クー「サクラザキがいるなら、ネギ坊主とアスナもそちらにつくハズネ。どうするアルか?」
葉加瀬「クーさん?お忘れですか?」
超「ワタシ達と関わりのある人を」
クー「ん〜……さっぱりアルよ……」
真名「じゃあ、教えてやろう。絡繰だよ」
クー「ああ!!……という事は……まさか!!」
真名「ああ、エヴァンジェリンを引き入れる」
五月「エヴァさんですか……」
超「既に茶々丸の反応は検出済みネ」
葉加瀬「あとはそこに行くだけです」
まき絵「そこって……どこ?」
葉加瀬「どうやら、茶々丸は龍宮神社にいるみたいだね」
五月「龍宮神社……」
裕奈「そこって……」
真名「私の実家だ」
アキラ「やっぱり……」
クー「まあ、話は後にして行くアルよ」
亜子「せやね」
超「フフ……面白くなってきたネ」

グループ変更:合流、超包子+運動部+龍宮
鬼:変わらず


158 名前:民明 ◆INChOywSUo [] 投稿日:2005/07/17(日) 22:50:50 ID:nWZATSH70
あやか「らんらんるるー♪ネギ先生〜」
千鶴「あら?エヴァちゃん元気ないわね?」
エヴァ「うるさい・・・知り合いと思われたくない・・・」
夏美「いんちょはスイッチ入っちゃうとねぇ。あはは」

茶々丸「マスター・・・アラート。距離200です。おそらく、長瀬さんたちのグループかと。」
エヴァ「ちっ・・・目的地が一緒だったか・・・ しかし、距離200なら楓でも気づくまい。
    幸い林で見も隠しやすいことだし、一天地六で奇襲をかけるか。」
あやか「お待ちなさいな!ネギ先生のチームを目指すのではなくて?」
エヴァ「うるさいっ!これは勝負なんだよ!
     鬼をあいつらに渡したら、ぼーやにハグでもパフパフでもしてやるがいいだろう」
あやか「なっ・・・!ぱっ、ぱふ!」
エヴァ「嫌ならここで分かれるがいい。幸いもうすぐ図書館島だしな。
    特別に鬼からは解放してやるから、悪いことは言わん。ぼーやとグダグダしてろ。
    いくぞ!茶々丸!」
茶々丸「イエス、マスター。グレートブースター、スクランブルダッシュ。」
あやか「ちょ・・・まちなさい!」

キィィィィン・・・・

夏美「あーあ、行っちゃったよ。」
千鶴「あやか・・・追いますよ。」
あやか「知りませんわ!いくら千鶴さんのたのみでも、あんな勝手な方々と一緒にいるなど・・・」
千鶴「いいから追うの!」
あやか「う・・・わかりましたわよ!もう、どうなっても知らないから!」
夏美「あーん、怖いよ二人とも・・・」